トレポンPTW FCC XM177E2 その9(内部メカニズム選定) | サバゲチーム プラトーンブログ

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トレポンXM177計画


後に続くトレポンM16A1グループの先行した布石として、ナム戦系イベントにトレーニングウェポンを投入し果たして使い物になるのかという実験も含まれた企画です(笑)





と言うことで、先日ずらっとあげたトレポンの弱点。


克服するには(ざっくりですが)1ヶ所につき東京マルイ電動ガン1丁分のコストが予想されますが、今回だけは特別!といわんばかりに躊躇なくパーツ交換したいと思います!



1、レスポンスアップ

まずはFCU。

システマ純正やサードパーティのFCUは基本システマ純正と同じ機能を踏襲しており良く言えば「互換」、悪く言えば「何も変わらない」


トレポンが開発された2000年初頭はまだプリコックシステムの安全性がまだ実証されてなく(キットボーイさんのプリコックFETは良かったですがリセットは手間取りました。今はリセット端子が付いているのでなかなかいいかと、、、)、逆転防止ラッチの無いコンパクトなギアボックスはオーバーランを防止し常にピストンコックをしない0位置に停止させるため、強力なアクティブ(電磁)ブレーキで駆動系を止めますがやはりレスポンスはプリコックには勝てません。






今回は不知火商店さんのトレポン用FCUシステム「陽炎5型B改」を投入!

このFCUは純正互換機能ではなく、今までの電動ガンで培われてきたFCU技術の粋を集めたような高機能FCUとなっています。


機能詳細はテクニカルマニュアルを見ればわかりますがアクティブブレーキ、サイクルコントロールはおろか、光センサー検知によるトリガー、ボルトストップ感度まで調整可能!

さらに将来的に逆回転防止機能が搭載されれば、という前提でディレイプログラム(プリコック機能)まで搭載しているという徹底ぶり!

※GAW様より無事、プリコックモーターマウントが発売されプリコック作動がついに実現されました!


大きさも小さく、FCU自体はバッファチューブ内に円盤状で搭載されるので場所を取らずバッテリースペースを有効に稼げます。


耐久性もかなり高いようで開発者である不知火さんに直接伺ってみると


「強いです(キリ)」


「万が一壊れても(有償で)直します。どんなに燃えてても直します(キリ)」


「基板が焦げてたら基板交換します(キリ)」


と、どんだけ直す気満々なのかと感動するくらい自信満々です(笑

※「リコイルユニットでサンドイッチ状態に潰すのだけは勘弁!」と言ってたのは非公式情報ですwww



そしてこのFCUとペアで使用するのはGAW(ガンジニア)のプリコックモーターマウント。





これはシステマ標準の490型モーターのヘッドを交換することにより「、内蔵されたワンウェイベアリングで一方向しか回転しなくなる逆転防止ラッチ同等のもので、まさにワンウェイベアリングを使用しているのでラッチタイプと違い、ほぼ無段階でリニアに停止してくれるという素晴らしいシステムです。





強いて問題を挙げるとすればモーター分解が大変(治具使わないとキツイ!)なくらいです。

通常のマルイ電動ガンが4枚~10枚のラッチが付いたベベルギアで逆転を止めるのに対し、そこからさらにギアダウンしたモーター軸を直接、無段階で停止する事によって理論上は逆回転のラグが皆無となります。


これでようやく、、、マルイを大きく超えてきましたポイントが出てきました(笑



2、ギアノイズ




「サンギアの薄加工でベベル位置変更、ピニオン位置変更の最適化がギアノイズに効果あり」

という事は分かっているのですが、大加工で万が一大コケしたら多大な財布のダメージとなるトレポン。

今回はやめておきます(汗



3、モーター性能




現状、性能として安定している490KUMIモーターでしょう。

(GAW、不知火さんでも490KUMIを推奨)

プリコックシステムでモーターへの負荷が減り、性能維持もしやすくなるはずなので今回はそのまま何も考えないで490KUMI一択とします。



4、モーター寿命

→アクティブブレーキ調整→かけすぎのアクティブブレーキを不知火商店、陽炎FCUで設定

プリコック化によりレスポンスが大幅に上がるので高電圧化によるレスポンスアップは不要となり、モーターへのダメージが減ります。

その他、タイトな動作音は減りますがプリコックセット時に「アクティブブレーキオフ」でセッティングする事により実質、マルイ系電動ガンカスタムモーターをブレーキ無しで使用しているのと同じような状況となり20000発程度と言われるトレポンモーター寿命の恐怖から脱出が可能となります。

ついでにコンミュテータ寿命を延ばし性能を1割ほどボトムアップさせるシルバーブラシに変更!

と思ったらなんと最初から標準装備されていました。

(さすがセレブ電動ガン、、、)



5、ピストン変形




トレポン、現状強化ピストンと言うジャンルは無く最初から鉄歯入りのカスタム形状となっています。

ただし、前回の通り鉄歯の入るレール部の強度が低く0.2mmほど変形するとピストンロックがかかるという信じられない構造でした。

これは樹脂ピストンだとどうしても変形は免れなそうなのでここは中国4000年を信じてSHSのトレポン用アルミピストンを投入してみます!

そこから1年使用していますが特に変形、トラブルも無く快調に動作しています。

アルミピストンによるいシリンダー側への悪影響としてレールの摩耗などが考えられますが、使用開始から1年半、今のところ特に問題は出ていません。



6、ホップ

ここも今まで色々、紆余曲折あったと思います。

ローラーホップをキャンセルして固定凹ホップパッキン、他社チャンバー、ロータリータイプも出て使い勝手は良くなってきましたが、、、

かなり前からトレポンに「マルイホップシステムを移植したら性能が良くなった件」みたいな噂や記事が後を絶たなかったという事実。




実際そうなのは目に見えているので、ここはシンプルにマルイホップ変換チャンバー「Mチャンバー」を投入。

(他社もあるのですがこの製品が一番高精度、高耐久です)


これで「大事な時にフライヤーが出る電動ガン(0.2g限定)」の烙印から脱出する事ができるのか!



という事で、かなりやることが多いトレポン改良計画!


とりあえずこの中から良いと思うカスタムだけを参考にしてもらえれば幸いです(笑