このハニーバジャー、聞きなれないモデル名ですがポリマーフレームとヘキサタイプのレールシステムを搭載したバリバリの最新M4カスタムのエアソフト。
メタヌキさんいわく
「ギアノイズがひどくサプレッサーもライブにしたい」との事で、M4版MP5SD5のイメージでカスタムを依頼いただきました(・∀・)
どうせなら、という事でメカボも色々いじったらかなり面白いのでは?という事で今考えられるセッティング、チューンも載せてみる事に!
というのもこのハニーバジャー、ARES開発の最新ver2メカボのEFCS(エレクトリックファイアコントロールシステム)というマグネット検知の電子制御メカボになっているからです。
というわけでさっそく分解!
おお、、、バッテリーはここから入れるようです。
ストックはMP5に似たスライドストックで、まさにHK MP5シリーズのようです(・∀・)
サクサクと分解しこのメカボ、、、
よく見るとただのver2ではない、よく考えられたメカボになっています。
まずはこの下部の作り込み!
配線は外のガイド溝に収納され、非常にメンテ性の良い状態に。
さらにver2メカボの弱点、グリップビスのネジ穴破壊に対応して内部にナットシャーシが入っています。
スプリングはクイックリリースタイプ。
メカボ根元には鉄製のガイドが入っているので強度もバッチリです。
そしてこのメカボ最大の特徴であるEFCS、電子火器制御装置。
このシステムは既存のASCUやDTMなどのトレポントリガーシステムを光センサーからマグネットセンサータイプにし、ブレーキ制御をオミットしたものです。
別売りのコントローラーでバースト切り替えが可能ですが実はこのメカボ、本当に良いと思われる最大のセールスポイントがあるのです。
このEFCS、コストダウンからブレーキ制御をオミットしていると思われますが実はブラシモーターでのブレーキ制御は逆電流をモーターに流すためブラシ、コミュテータ部に毎回スパーク(火花)が発生し著しくモーターにダメージが蓄積され寿命に大きく関わってきます。
例えばトレポンなどではモーター(ブラシ)寿命が15000~20000発なんて言われてますがモーター価格を15000円として考えると一発あたり1円のコスト!
別途BB弾を考えると1.5円くらいになります。
たかが1.5円と侮るなかれ。
要するにそれだけ無駄なメンテ、維持費がかかるという事なんです。
そのコストは今までの電動ガンでは考えられないほどの維持費。
維持費にステータスを感じる人ならともかく、そもそもエアソフトガンは本物同様、長期的に過酷な使用にも根を上げない強いシステムが必要なのです。
そのため、ヨウス管理人的にはその手の電子制御システムは敬遠してましたがこのEFCSには問題のブレーキ制御がないのでモーターにも優しいながらレスポンスに長ける?可能性を秘めたメカボなのです。
今回のメタヌキさんのEFCSは初のカスタムになりますがこれはかなり楽しみです(・∀・)
モーターはピニオンギアのバックラッシュが問題でピニオンベベルクラッシュしていました。
ただ、このピニオンDカットタイプの芋ねじ止めでネジもバカになってしまっているので、、、(汗
割ってSHSのDカットタイプピニオンに載せ換えました。
ベベルギアも同じSHS製で相性を合わせます。
モーターはタワー外径がメカボに合わず、ガタがひどいので0.1mmシートで調整。
メカボは一回脱脂処理をおこないシム調整。
シリンダーは加速タイプへ変更。
シリンダーヘッドはライラのカスタムノズルに合わせ他社製に交換、内径を絞り静音性を確保。
メカボ自体は表面処理が滑らかで手を入れる箇所は不要でした(笑
EFCSに合わせた個別セッティングとしては
1.ブレーキ制御が無いのでラッチスプリングは強めにかけ、メカニカルブレーキ量を大きくする。
2.セクターギアに埋め込まれたマグネット検知でピストン前身位置で止まるようになっているのでプリコッキング(発射直前のピストン後退状態)のセッティングも可能ですが使用後の保管状態でも常にピストン後退状態になりスプリングのへたりやメカボへテンションが常にかかる耐久性の問題からノーマルセッティングのままで運用。
3.プラスα
今回初のEFCSなので、とりあえず仮組みでの試射!
いやー、、、このシステムはおもろい!
インナーバレルはアルマイト処理されたARES純正のアルミからマルイ純正250mmへ変更。
(いくらアルマイトかけてるとはいえアルミインナー、、、過去にアルミインナーが制振性に優れるなんて謳ったアルミインナーバレルもありましたがARESさん、アホな事やめて!)
現状、0.2g弾での精度と重量弾の射程距離(伸び)でバランスを考えるとこの長さが良い結果を出します。
もちろん魔ホップを入れての話です。
ハニーバジャーの特徴のひとつ、サプレッサーは内部が空でその分ロングインナーが入っていますがすごいもったいない作りです。
しかしインナーバレルが250mmだと50mmくらいしかサプレッサー内部のバッフルを活用できません、、、が
インナーバレルガイド用のスプリングにスチールウールを巻き
サプレッサー根元までスチールウールを敷き詰めることによりサプレッサー容積全てを減音室として活用します。
これでサプレッサーもライブになりました(・∀・)
んで、、、試射!
おお、、、コレはスゴイ!
撃ち味がトレポンのような「ニ、ニ、ニ、ニ」とレーザーのようなフィーリングです。
このEFCS、、、かなり完成度の高いメカボです。
ただ、今のところメカボ単体での販売が無いのでEFCS搭載の安価な本体を入手するしかありませんが、無限2リコイルユニットと併用しボルトカバー連動もおこなえば常にピストン前身位置からスタートするのでリコイルも強烈でさらにクローズボルト仕様で作れるという、最高のメカボになりそうです!
これは将来性ありまくりですね(・∀・)
次は、、、ASCS GBB!ついにいきますよ!