溶接職人JINの「ものづくり」放浪記 -263ページ目

途中経過③(溶接)

切り口が奇麗になった所で、
これからが、いよいよ本題の溶接作業になります。



①まずは、溶接する半球と半球をこのように合わせます。





②2つを合わせた状態で、溶接で「仮止め」をしていきます。





③全周「仮止め」が終わると、このようになります。





④続いて「本溶接」に入ります。
板厚が厚いので「溶接棒」を使って、ピンホールが無いように
しっかり溶接していきます。










写真にあるように、溶接中はこのような猛烈な光が出ますので、
「フェイスマスク」をしてないと溶接箇所を直視できません。


しかも「溶接」は金属を溶かしていくので、
正しい姿勢やフォームをやらないと手が火傷してしまうので、
結構、危険を伴う作業なんですよ。



そう言えば、溶接を覚えたての時は、毎日・毎回火傷してたな~。
ついでに言うと、日常生活においても火傷してたな~。



もちろん今は、仕事もプライベートも火傷はしませんけどね(笑)






⑥そして、これで溶接完成です!!





溶接で一番難しいのが溶接の「ビート」を一定に作る事です。





溶接が上手いか、そうでないかが
この「ビート」の出来ではっきり分かってしまうので、
僕たち溶接職人はこの「ビート」を奇麗に作る為に
日々努力していると言っても過言ではありません。



ワタクシも、まだまだ修行中の身。
この仕事を続けて行く限り、自分の技術にきっと満足する事ないんだろうな~






でも、こんな事を思っている自分自身がキライじゃないんです(笑)。