たくさんの方にお越しいただいてありがとうございます!
作品展も今日で最終です。
楽しんでいただけますように♪
作品のひとつひとつがそれぞれに思い入れのあるものなので、どなたかの心に響くご縁があればとても嬉しく思います。
昨日、ブログのお友達Makotoさんが繭の森を訪れてくださって、ブログにしてくれました♪
楽しんでいただけたようでとても嬉しかったです! ありがとうございました✨
リブログさせていただきますね。
さて、最後の絵とその詩のご紹介。(詩は飾れる詩画集に入っています)
繭の森最後の締めくくりのご紹介の絵、どの子にしようか迷ったのですが、やはり・・
「彼女が抱いているもの」です。
どの絵もわたしにとってひとつひとつが特別なのですがこの子。
この子は、一言で言えば、自分にとっての世界が反転した瞬間、でした。 正確に言えばそれがわかったのはもう少しあとになってからだったのですが、間違いなくすべての魁だったのだと。
ここから、掌の月の全てがうまれたような気がしています。
掌の月は
目で見ようとするから見えない
その残照は
あちこちで煌めいては
あなたを惑わせる
その儚さとあやうさは
あなたを絶望させる
探そうとすれば見つけることはできず
手にしようとすれば指の間からこぼれる
それらはすべて
掌の月を映し出したものにすぎないから
月もまた鏡だから
水もまた鏡だから
世界もまた鏡だから
あなた自身を映し出すための。
流れるから水は澄みきってゆく
心は揺れるから戻ってゆく
人は儚いからとこしえを知る
掌の月は
しずむからのぼる
なくすからもどる
すてるから
わたしそのものとなる
掌の月を抱いて
透明をうたおう
yukane