現在、東京、ギャラリー国立の企画展、「国立植物園」(6月18日〜6月28日)に出展する絵を準備しています。
今のところ、手元にあるものを5点くらい予定しています。(変わるかもしれませんが)
最近気づいたのですが、何かをしようとすると、意図しなくても(意図しないと余計に)なんとなく惹かれたり気になったりする出来事や気持ちが実はバラバラではなくて、時や場所を超えてつながっていることに気づかされることになります。それはトラブルだったり、わりと強い感情にかぶっていることが多くて、思考ではなく感覚に従って動くことの面白さ、楽しさを思い出している感じです。
まさに、少し前に書いた金の糸のようだなと感じます。
今回出展しようと考えている絵は、どれもわりと大きめで、どこか展示に出す予定は全く頭になかったものばかりです。たまたま見ていてそれらを加筆したくなりました。そして、できてきたものは、これまで意図していたものとまったく違った新しいものでした。
少し前に「不完全という完全」という絵を描きました。
それは2枚で一枚の絵になっています。
それぞれは空を舞う2枚の桜の花びらにすぎず、それらが交差する瞬間にそれがかたちづくるものが立ち上がってくることで、それぞれが不完全という形をとっている完全、という絵なのです。
それと同じように、もういつ描いたかも忘れていた絵、自分としては未完成だった絵が、新しく描いた作品の世界観の一部と重なっていることに気づいたりするから本当に面白いです。それが加わることでより大きな何かがたちあがってくるというか。。うまく説明できないのですが、まさに「不完全な完全」かなと思います。
そのなかのひとつをご紹介しますね。
これは、「水の森より2」という絵です。今回出すものの中では一番大きいと思います。(額の大きさが44.5x53.5センチ)
描いた時からずっと何かが足りないと感じ、それがなんなのかわからず、自分の中では未完成のまま、10年以上が経ちました。
今回、なんとなく加筆したくなり(ふと今回トライしてみようと)それによって気づいたことがありました。
睡蓮の精霊が、上を見上げている絵なのですが、何を見ているのか考えたこともありませんでした💦
作品展に出したとある絵の一部なんだと気づいたのは、あるものを水面に描いてからのことです。
それによって、その精霊が何を見上げているのか、なぜ水面から見上げているのか、ようやく理解できたのです。
そうして足りないものを描きたし、顔の表情も全く違ったものになり、加筆によって全く別なものとして完成しました。ということは、この絵の制作期間は10年以上?!笑
ずっと待っていてくれたこの子に会えてとても嬉しかったです。
新しく副題もつけました。「汀(みぎわ)」です。
境界、という意味合いの言葉ですが、私の場合言葉が浮かんできてから調べることも多くて、今回も先に浮かんで意味を確認しました笑
画像は部分です。写真に撮るとやはりなんとなく違う感じがするので、原画を見にきてくださると嬉しいです^^
こころ癒される花や植物たちの絵がたくさん集まる企画展だと思いますので、お近くの方、またお時間がよろしければぜひ「国立植物園」に遊びに来てください♪
*絵も販売いたします。


