作品展四日目を迎えました。
小平市の植物専門書店 草舟あんとす号さんは、時間がゆっくりと過ぎる、静かな、隠れ家のようなかわいい本屋さんで、植物に関するものなら、絵本からマニアックな専門書まで、店主さんこだわりの良書が並んでいます。欲しい本でいっぱい💓
23日5時まで。明日、明後日はお休みです。
詳しくはこちら↓
✴︎「掌の月」についてのメッセージは、紙媒体で草舟あんとす号さんにお届けしましたので、見ていただけると嬉しいです。
作品展に来てくださった方から、写真をいただきましたのでご紹介しますね。
草舟あんとす号さんは木々に囲まれた静かなガーデンハウスのようなかわいいお店なのですが、よいお天気で、窓の外の緑の木々がとてもやさしく絵に映りこんでいたそうです。爽やかな風を感じる素敵な写真で、とても嬉しくなりました。ありがとうございます。
今日も展示の絵と詩をすこしご紹介します。
「源(みなもと)」です。こちらの絵と詩は詩画集には入っていません。
源(みなもと)
掌の月は
土のなかのちいさな種
光の記憶がねむっている
凍りついたら
とかして
つかい果たしたら
時をとめて
断ち切られたら
芽をだして
かわいたら
うるおして
みなもとにつながって
眠っている
光の記憶にむかって
凍りついても
つかい果たしても
断ち切られても
乾いても
失っても
なんどでも
なんどでも
めざめ
光にむかって
芽を伸ばす
種のように
気の遠くなるような時の波に洗われて
自分が誰かすらわからなくなっても
掌に月を宿しているかぎり
くりかえし
くりかえし
そのかすかな煌めきは
どこにいても
心に
めざめにむかう痛みを灯す
絵と詩 yukane
「ちいさな灯」 スノウドロップ
心にともした
ちいさな光をつれて
風に吹き消されても
暗闇に見失っても
わけあえるから
どんなときも
傍にいてくれる
やさしい存在とともに
ともしびを胸にすすもう
いつか
希望という名の白い花が
咲き乱れる場所に
たどりつく日が
この道の先に
必ずあるから。
yukane
見ていただいてありがとうございます。
時間が止まったようなこの場所で、しばしたちどまって、翼をやすめていってもらえるとうれしいな。
楽しんでいただけますように。