話し方の癖 自覚の続き?というか、マジ余談。
以下は、わたしが昨年春に着任して衝撃を受けた事案。それこそ、無駄ディティール。
恐怖体験の投稿です。ええ。
「Aさん、●日のクライアントとの打ち合わせは15時から、先方のオフィスで、ということになりました。
住所や詳しい待ち合わせ場所はメールしてあります、よろしくお願いします」
A「はーい、わかりましたぁ!」
@●日14:58 クライアントオフィスのエントランス
Aさん以外のメンバー(社外含む)がそわそわ待っている。
Aさんの携帯に電話をかけても繋がらず、15:02ころLINEが届く。
A《いま、◆◆駅(クライアントオフィスの最寄りの地下鉄)つきましたぁ》
15:00には開始ですー!!!
東京の地下鉄は、深いところから地上の目的地まで5分近くかそれ以上かかるなんてことも、普通ですー!
オフィスは高層ビルで、クライアントフロアまでさらに3〜5分かかるとか、ザラですー!!
10分前にはエントランス集合
って、東京で仕事していて、なんか、常識だとか、マナーだとかより、間にあわせるために、自然とそうなっちゃうものだと思ってた。
Aさんは新人でも何でもない。何回こういう打ち合わせをしてきたのか。
実際、この発生時も、都営地下鉄大江戸線(東京で一番深い地下鉄路線)が最寄駅で、クライアントは高層ビル30F以上のフロアなのですね。
エントランスセキュリティの手間もあり、エレベーターも待つわけです。……ということを、わたしの着任前年度も、やって知っているわけです。
周囲に聞けば、これまでも、「間に合うように来ないと」って指導されてきているという。
のに、なぜ!?
もしかして……
東京の地下空間には、
時空の歪みが発生していて、
Aさんの部署の人たちは、
そこに巻き込まれる呪い
がかけられているんじゃ……!?
ぎゃああああああああああ!!
「間に合う」ということがどういうことか?
から説明しないと、全くわからないようなのです。どうも。
さらに、初めて行く場所にしろ、慣れた場所にしろ、「住所」(当然、ビルのフロア階数まで含む)を書いておこうが、「ゴール」と「時間」までのプロセスが、浮かばないという。
観察と質問をしてきて、これがAさんだけの特有の問題というより、場面や人は違えど、妙に多い。
「以前も注意された。けど、直らない。」
「必要なステップが、把握できない。」
とでも言うのか。
やはり……何かの呪い……
このケースでは、「10分前にはエントランス集合」と魔除けの呪文(待ち合わせ)を伝えることで、概ね解消できます。普通なら。
そして実際、この呪文は効果があるんです。霊験あらたかなんです。
ほとんどの人は、ちょっと遅れたとて開始5分前にはエントランスに来ます。
わたしは霊感なんかありませんけど、世の中の著名な呪術師の方々の本など、読み漁ってますから、魔除けの呪文のいくつかは、見よう見まねで実践することだってできます。
しかしそれでも残る「10分前にエントランスに到着する方法がわからない」というレアケース人材も!
こいつは、相当、強力な呪いです。
なので、わたしも、簡単な唱えるだけの方法なんかじゃ、ダメなんだな、って。
やれること、考えたんですよ。
伝えても、やらない(当人が言うにはやることを「うっかり」「忘れてました」と言うので)から、こちらが、やる。
儀式STEP1
・クライアント最寄駅から、エントランスまでの詳細な経路と目安所要時間をメールと印刷で渡す
これは、そう手間ではなかったです。
クライアント企業のHPが、護符の一例として用意してくれてますから。
ダメだったので儀式STEP2
・その人の出発地点を確認し、そこからクライアント最寄駅までの経路と乗車するべき時刻をメールと印刷で渡す
これは、まあ、ちょっと検索という手間がかかりました。
都度、方位を気にしないとなりませんからね。
調べて、その人を絶対に呪いの手から守るぞ、って強い意志が必要でしたね……。
さらにダメだったので儀式STEP3
・他のアポを調整してでも(してもらってでも)、その人を会社から一緒に連れて行く
わたしは、霊感がないので、上司は反対しました。
巻き込まれたら、どうするんだって。
でも、もしかしたら、むしろ呪いもなく、何も感じられもしない人間が同行していれば、時空の歪みをスルーできるんじゃないか……って思ったんです。
スルーできましたが、毎回毎回、わたしが護衛になることの負担は大きかったです。
もうどうしてもダメだFINAL
・30分前倒ししたアポイント時間を伝え、STEP2までのことをやる
わたし的には「失礼すぎるだろ、これ」という……言ってしまえば、嘘を伝えるというね
時空の歪みすら、もうプロセスに含むしかない。
呪を払うのではなく、飲み込む!
そう、時代は、呪いとの共存!!
乗り換え間違えたとか、出口間違えたとか、携帯忘れて取りに戻りましたとか、もう、全ての理由を封じる最終手段。
失礼すぎるからこそ、できるだけわたしも30分前倒し時間にはエントランスロビーにいて、そこで仕事して待ってます。(前アポからの移動でも、30分前に到着することができるようにするってことですね)
時間通りに到着した相手が、帰ってしまわないように合流するため
ほら、呪いにかかってるから、いつ何時また歪みに引き込まれるかわからないじゃない???
ところが……
わたしも、知らずに、「たどりつけない」時空の歪みに囚われていたのです。
そう、遠回りに話す、という歪みが……呪いによって……
……こういうことも、とりあえずまず、全員に言霊の護符を配る(自分の部署と取引先企業での「普通」というか、「言葉にするまでもないお約束」を整理する)で、簡単に解決できる。
すぐに済む問題だと、思っていたわたし。
この呪いも、こうして気づいたのだから、きっと大丈夫、と思います。
翌年春には、
言語を超越した
もっと恐ろしい未知と
遭遇することになるなんて、
そのとき、
予想もしていませんでした………。
(「ほん怖」の再現ドラマの冒頭風にお願いします)
〜「たどりつけない」終〜