ONCE ダブリンの街角で/ジョン・カーニー





冒頭のギターケースを盗まれるシーンから

掃除機を引き摺って二人でランチを食べに行くシーンまではとてもいい。

映画としても悪くはないと思う。

だが、全体的には何かが足りない。

出来のよいミュージッククリップを観ているような気持ちになる。

ストーリーが『ビフォア・サンライズ』に似ている分、それがより明確になってしまう。

『ビフォア・サンライズ』のような奇跡はなかなか起きないから、奇跡なのか。

でもそんな奇跡に出会う為に映画を観ているのだ。

胸に突き刺さって一生消えない傷ができるような映画が観たい。