「ごめんなさい」という罪人のような生き方 | カズ姐さんの深くて面白い心理ブログ

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心理セラピーで悩みや問題解決を専門とする

心理セラピストの大鶴和江です。

今日は秋晴れのいい天気です。
 
 
私は今日はオフで移動日。
 
 
少し東京から離れたところで仕事するつもりで
大荷物で飛行機に乗ってきましたが、、、
昨夜は移動するだけで疲れて爆睡。
 
 
今日からちょこちょこと溜まった案件を
少しずつ整理しながらゆっくりします。
 
 
 
さてさて、、今日のテーマです。
「ごめんなさい」という
罪人のような生き方
です。
 
 
よく心理セラピーの現場で
みかけるケースなんですが、、、、
 
 
親からさんざん無視され続けていて
なのに、なぜか?
親から利用され続けている方がいます。
 
 
たとえば、こういうケース。
 
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A子さんは両親と弟の4人家族。
 
 
弟はとても両親に可愛がられ、
欲しいといえば何でも買い与えられ、
なんでも優先順位は常に弟ばかり
塾にも習い事もお金をかけてもらえて
いい学校にもお金を出してもらえて
弟もいい成績でいい子で親はさらに喜び
我が家の期待の星だ!と賞賛される。
 
 
いっぽうで、、、A子さんはといえば、
 
小さい頃から「女の子」は親にとって、、
長男と違い家を継ぐわけでもないし、
どうせ嫁にやって出ていく子なんだし、
そこに金をかける必要はない、
でも将来面倒みてもらいたいから
衣食住は保証してそこにいててもよい、
だからお手伝いしてくれればいてもいい、
でも親の役に立たない子であればいらない子。
 
 
そういう暗黙のメッセージを受け取り続け、
見捨てられないためにA子さんは必死に
いい子であり続ければ
役に立てば振り向いてもらえるんだと思い込み
家の手伝いをし、我慢強いいい子を続け
成績も学校で頑張って一番を取った。
 
 
両親はいい成績を取ったときだけ
親戚の前で自慢げにこう言った。
 
 
ほーら私の娘が一番なのよ!
スゴイでしょ!
この子成績だけが取り柄なのよ。
 
 
しかし、その後もずっと弟しか優先しない
両親の態度は相変わらず。
 
 
A子さんは塾にも習い事にも
行かせてもらえず、頑張ったらまた
褒めてもらえるのだと頑張り続け、
一縷の望みをかけて一生懸命いい子でいた。
 
 
成功のセオリーはがむしゃらに頑張ったら
親に認めてもらえる、それが成功パターンとして
A子さんの心に定着してしまった。
 
 
そのツケが回ってきたのは
社会人になってから。
 
 
失恋したことがきっかけで、
彼女はウツととなり過食と拒食を繰り返し
対人恐怖症となってひきこもってしまう。
 
 
でも引きこもってしまう自分をダメな人間だと
自分で自分を叱責しては駆り立てて
ますます孤独になり
身体はボロボロになっていく。
 
 
親とは絶縁状態。
 
 
誰にも助けてが言えずに
死にたいを抱えてうずくってしまう。
 
 
ところが、母親が体調を壊し倒れた
という一報を聞いて実家に帰って
母親の面倒を一心不乱に見ることになる。
 
 
母親は体調を回復したのだが、
今度は母親がA子さんを支配し始めるる
 
 
父親や親戚や近所の人の愚痴を
常にA子さんに垂れ流しては同意を求め、
うんざりしたA子さんを産まなきゃよかったと罵倒し、
私は被害者だこんなに苦労したのに、と泣かれ
何かというと呼びつけてはアレしてほしい、
これが必要だからこれしてもらいたい、
お金まで与えるようになり、
A子さんは疲弊しながらも母親に尽くすのがやめられない。
 
 
口ぐせはこうだ。
 
 
親を悪く思えないんです。
育ててもらった恩があるし。
だから親には感謝しないといけないんですよ。
バチが当たるって言われてきたから。
 
 
昔ずっと弟ばっかり可愛がられて
自分は見てもらえなかった。
 
 
でも、今は親が弱っているから自分が
助けて役に立つと嬉しい。
 
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みなさんはこのケース、どう思いますか?
じつはこのケースが非常に多いんです。
 
 
この
役に立つと生きてていい
役に立てばそこに居ていい
という暗黙メッセージを幼少期から
ずっと受け取り続けていると
 
 
役に立たない自分は死ぬしかない
という極端な認知の歪みとなります。
 
 
そして、あまりにも
自分の存在すら無視されてきた人は
両親を神のように脳内で理想化してしまい
 
 
親を悪く思うな
飯を食わせてもらっただけで感謝しろ
学校に行かせてもらっただけ感謝しろ
ここに居場所をもらえただけ感謝しろ
 
 
これが脳内で
ぐるぐると呪いのように支配して
どんなひどい扱いを受けても
感謝しなければいけないとなります。
 
 
これを続けていると
いつどこに行ってもずっと否定され
ダメな自分を感じながら努力を続けて
利用されることを
良しとする生き方を選び
 
 
無意識に誰かの
心理的支配下に下る
 
 
まるで罪人のように。。。
 
 
これが「ごめんなさい」という生き方
と私は呼んでいます。
 
 
これをやっている人を見ていると
姿勢が背中がまるまっていて
両手を膝の前に置いて
縄がないのに両手両足を縛られているか?
のような姿勢をしているのです!
 
 
これをわたしは
ごめんなさいポーズ
と呼んでいます。
 
 
このように支配されていると
生きててもいいという
ライブ感が得られるから
無意識的には楽なんです。
 
 
悩んで来られる方の多くに
支配がイヤダと感じつつ
支配されるのを選んでいる
方が多いのはこのおかげなんですね。
 
 
作家の太宰治さんは自殺されましたが
彼の生い立ちはまさにこれです。
 
 
代表作も「人間失格」。
生きていてごめんなさい。
 
 
よく
人が嫌い!人が怖い!
ワタシだけいつも被害に遭ってしまう!
仕事が続かなくて転職を繰り返す
派遣労働しかしたことがないできない
固定したグループや人間関係が怖い
いつもいじめられる
いつも人に否定される
 
 
そんな方がいらしたら、
まずは自分が両親との間にどんな関係性が
あったのか?を検証してみることを
お勧めしています。
 
 
なんでって、
そこを丁寧に見つめて触らない限り
根本的な解決はないからです。
 
 
というわけで長くなりましたが、、、汗
いや、これにはまだまだ書きたいことが
いっぱいあるのですが、ブログでは無理。
 
 
また思いだしたときに
親の理想化がどんだけ怖いことなのか?
を書いてみますね。
 
 
いつになるかわからんけど。(笑)
 
 
ではではまた~(^◇^)
 
 

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