性の否定は「私という人間の存在の否定」になる | カズ姐さんの深くて面白い心理ブログ

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みなさん、こんにちは。

カズ姐さんです。



先日まで沖縄にいました。
うちは沖縄が本社なので定期的に
沖縄に経理事務手続きとかするんですね。


最近写真にハマっています


沖縄から福岡に引っ越してもう4年目に
なりますが、住んでいるときはあまり
沖縄に魅力を感じなかったのですが゛
いまでは東京や福岡から飛んでくるたびに
沖縄の良さを実感しています。



171年に一度のミラクルムーン
恩納村のホテルの窓から撮影しました。



大阪→沖縄→東京とこの1週間は
ほんとに忙しくバタバタと走り回りましたが、
とりかかっていた大きな仕事に
一区切りやっとつけることができて
ほっとしているところです。



さてさて、その移動の途中に
ipadでこんな本を読んでいました。
なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白/講談社

¥1,296
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元宝ジェンヌの東小雪さん。


彼女はレズビアンで
LGBTと呼ばれる性的少数者です。
*LGBTとは?
(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)
の頭文字をとった略称

http://ameblo.jp/yourexcellence/entry-11925593380.html


彼女は実父からの性的虐待に加え
宝塚音楽学校でのいじめ暴力に耐え、
摂食障害、自殺未遂、オーバドーズ、
そしてあるカウンセラーとの出会いから
カウンセリングを受けてからの
心の傷の修復までの軌跡です。


去年ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げて
マスコミにもずいぶん取り上げられ
話題になりましね。



羽田から沖縄までの二時間ちょっとで
一気に読み切りました。


私が関心を持ったことのひとつに
彼女の心の中で抹消されていた
実父からの性的虐待については
本人の記憶の中で
「なかったことにされていた」こと
です。


カウンセラーとのセッションの中で
突然、実父からの性的虐待があったという
記憶が浮上し、すさまじい暴力を受けて
しかも、母親は知っていて知らんふりしていた
という事実にも気付きました。


私に相談に来る方の中にこのような
性的虐待の被害者は非常に多いのですが、


本当に残酷で本人を打ちのめすのは
それを誰も守ってくれないという事実、
守ってもらえないどころか
お前は汚いお前が悪いとなじる親すらもいます。


子どもにとって耐えがたい恐怖から
誰からも守ってもらえないという体験は
一生ぬぐえない傷を残します。


そして、その拭い去ろうとすればするほど
その傷口が膿み、痛み、あまりの痛さに
感覚と感情を凍らせ、記憶を凍結させて、
心そのものをマヒさせてしまう。


無意識は感情と感覚を切り心をマヒさせると
記憶そのものを消去してしまうことも
あるともいいます。


そう、記憶は消えるのです。


彼女がレズビアンであることと
この実父の性虐待が関係があるかどうか?
因果関係はわかりませんが、彼女が女性であることを
否定するには十分な理由になることでしょう。


女の子だからこんなひどい目に遭うんだ、と。
〈ただし彼女の場合は男性への恐怖・忌避が考えられる〉


このようにトラウマ体験がもとで
自分の性そのものを否定したり、
自分という存在そのものを否定したりする場合、
自分の性別の否定から手術を受けて
性転換をした場合、直後に後悔して
自殺を図る人がとても多いと聞きます。



私の大親友のこの人のように
四歳のころから男の子とチューしていた(笑)という
もともと幼児期から性自認が異なる性を
自覚する場合には身体そのものを手術しない
という傾向が強いそうです。


でも中学生以降に身体の性別とは違う
心の性を自覚し始める〈性自認〉と
身体そのものを否定する傾向が強い
とも聞きました。


もしかしたら、そこには性的虐待を受けて
自分の性の否定につながっているとしたら?
という疑問も持っています。


生まれ持った自分の
性の否定は強い自己否定
につながりやすく、
生きることを困難にします。



彼らの多くは自分はまともではない
自分はみんなと違う、普通じゃない、と
誰にも打ち明けることができずに自分を責めます。



彼らの多くが悩み続け、自暴自棄になり
自傷行為や薬物中毒や自殺に追い込まれて
悲し見の中で人生を終わらせてしまう。



彼らがもし東さんのように素晴らしい
カウンセラーやセラピストと出会っていれば
もっと違った人生になったのかもしれません。


そして、もっともっとこのような
LGBTの方たちが生きやすい世の中になって
もっと楽にカウンセラーセラピストの門を
叩くことができれば、と思います。




ベル今月末には大阪でこんな講座があります。
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
心理カウンセラー・セラピストのための
【大阪】セクシャルマイノリティ講座

http://yourexcellence.jp/seminar/seminar_detail/1323310672/

講師は、先月感動の結婚をしたばかりの渡辺べんさん!


もう思い出すだけで胸がいっぱいになる超~素敵な結婚式でした。涙


感動の結婚式の様子はこちらに。。
ふたりでずっと一緒にいよう
http://ameblo.jp/yourexcellence/entry-11942391028.html


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【大阪初開催】心理セラピスト・カウンセラーのための
セクシャル・マイノリティ講座@大阪
http://yourexcellence.jp/seminar/seminar_detail/1323310672/

●日  時  11月30日(日)午前10時~午後6時

●講座内容
・あなたは本当に女(男)ですか? (性別についての思い込みを解く)
・12の性とインターセックス ・なぜ、性同一性障害がおきるのか?
・性的マイノリティは何に悩んでいるのか?
・性的マイノリティとどう接すればいいか?
・おさえておきたい専門用語
・性的マイノリティ体験  等々


●講 師 渡邊べんさん 
http://profile.ameba.jp/hagane-ya
幼少時からの生きづらさを抱えて、
性同一性障害(GID)という特性を持ちながら
それらを乗り越え、2014年から
「愛着障害」「依存症」「セクシュアリティの問題」を
テーマに、セラピスト活動を始める。
【巣鴨】セラピーハウス こんぱすの森 
女性&LGBTI専門 (完全予約制)心理セラピー&ボディワーク
http://sugamo-seitai.com/


●プロフィールより抜粋~
幼稚園の頃から、自分の性に対する違和感を感じていました。
好きになるのは女の子、スカート履くのは屈辱、
ほんとは男の子にまじってボール遊びしたい、
女の子と手つなぎたい・・・。
でもそれらはいけないことだし、人と違うと気づいていたので、
自分の気持ちは、誰にも言ってはいけないのだと封印。
なんて恥ずかしい存在なのだ、
なんて不完全で役たたずな人間なのだと、
自己否定しながら生きてきました。

つづきはこちら ⇒ http://profile.ameba.jp/hagane-ya/



あらためてご案内です。
初の大阪開催、残席あとわずかです!
↓   ↓   ↓   ↓
【大阪初開催】心理セラピスト・カウンセラーのための
セクシャル・マイノリティ講座@大阪
http://yourexcellence.jp/seminar/seminar_detail/1323310672/





関連記事はこちらに。
身体の性、心の性、嗜好の性
http://ameblo.jp/yourexcellence/entry-11925593380.html



ではではまた(^_-)-☆




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