第2章が始まり、舞台が≪バンドール共和国≫から≪イクシオラ王国≫に移りました。そして、物語は≪戦争≫を予感させる展開を迎えています。
そこで、今週は『幻想交響世界エクスマキナ』の舞台≪アスガルド≫における聖暦1853年の情勢を大分析していきます

まず着目すべきは、アスガルドにおいて≪三大国家≫と呼ばれている3つの大国です。≪三大国家≫とは、議会制民主主義を採用する≪バンドール共和国≫、立憲君主制の≪イクシオラ王国≫、及び元老院によって選ばれた皇帝が頂点に立つ≪ラ・ヴァリオン帝国≫のことをいいます。三大国家はアスガルドにおいて突出した政治力・経済力・軍事力を有しており、その国土も世界の大部分を占めています。そして、各三大国家の力は拮抗しており、国境付近における偶発的な小規模戦闘はあるものの、その抑止関係から開戦には至っていません。
ところが、その抑止関係に波紋を投げかけることとなったのが、無国籍軍事組織である≪ソウルギア≫です。ソウルギアは、かつてバンドール共和国による侵略を受けた≪アネル皇国≫の軍残党を母体とし、総帥オーディンによって組織された軍事組織です。彼らの胎動は、世界屈指の情報収集力を有するバンドール共和国軍の特務部隊JUSTICEでさえつかみ切れず、突如バンドール共和国にある≪工業都市ノワール≫を襲撃します。≪ノワール事変≫と呼ばれるこの出来事とその直後に行われたオーディンの演説により、均衡状態を保っていた世界の情勢に変化が生じ始めます。
物量こそ三大国家に遠く及ばないものの、なぜか三大国家の各軍が有する技術力の数年先を行く最新鋭の技術力を有するソウルギアは、三大国家と十分に太刀打ちできる程度の軍事力を有しています。そのような脅威が突如国内に出現したバンドール共和国軍は、イクシオラ王国とラ・ヴァリオン帝国を牽制できるだけの戦力の一部をソウルギアに割かなくてはならないこととなり、両国に隙を作ることとなってしまいました。
そして、イクシオラ王国もまたソウルギアの影響を強く受けることとなります。レグモンド辺境伯領の≪砂漠都市ナブラス≫にて活動していたレジスタンス≪砂鼠(すなねずみ)≫がソウルギアの支援を受け、本格的に蜂起し始めようとしていたのです。しかし、イクシオラ王国政府では勢力が二分され、対立しています。対バンドール共和国政策に関して、武力による示威的対応ととるべきと主張するクレメンス公爵を筆頭とする≪強硬派≫と、対話による平和的対応を進めるべきと主張するケイネス公爵を筆頭とする≪穏健派≫です。そして、ノワール事変によってバンドール共和国内の情勢が不安定になったことにより、強硬派がバンドール共和国への武力侵攻準備を開始し、これをみた穏健派は、仮に砂鼠による内乱が勃発すれば、強硬派が更に発言力を増し、内乱鎮圧後にバンドール共和国との戦争が勃発すると考えているのです。
このような情勢の中、大海を挟んだメガリス大陸の大部分を支配するラ・ヴァリオン帝国はどう動くのでしょうか
また、ノワール事変後表立った軍事行動を見せないソウルギアもまたどう動いていくのか
徐々に≪戦争≫の空気が漂い始める聖暦1853年。そして、時代の流れに翻弄されていくレイたち。今後も目を離さないでくださいね

別にわたしはエクスマキナをいわゆる≪バトルストーリー≫だとは思っていませんが、戦闘シーンは多いです。でも、戦闘シーンって難しいですよね。エクスマキナはアニメでなく小説ですから、アニメのように直接視覚に訴えるような魅せ方はすることができません。ではどうするのか。
みなさん、≪バトルストーリー≫と言われて何を思い浮かべますか
わたしがパッと思い浮かぶのは、夢枕獏さんの『餓狼伝』や「ガンダムシリーズ」の小説版です。わたしはまだ読んだことがないのですが、いわゆるライトノベルであればたくさんあるでしょう。では、≪バトル「アニメ・漫画」≫と言われたらどうですか
色々ありますが、『ドラゴンボール』、『幽遊白書』、『ワンピース』などなど、特に男性の方は『週刊少年ジャンプ』の作品を多く思い出しませんか
かくいうわたしも大好きです。最初は弱い主人公が、次々と立ちはだかる強敵を倒していくにつれてどんどん強くなっていく。ジャンプの王道だし、なんといっても心が熱くなりますよね。女性の方なら『美少女戦士セーラームーン』を思い出していただくといいでしょう。しかし、もちろん全部が全部ではありませんが、ジャンプ作品になりがちな問題点として、≪強さのインフレ≫というものがあります。子どもたちからすれば、新しい技や力がどんどん出てくるストーリーはとてもワクワクしておもしろい。しかし、大人からすれば、「なんでもありじゃん」と思う方も多いでしょう。
わたしは、エクスマキナを子ども以上に大人に読んでもらいたいと思っています。だから、大人が満足できる、そして納得できる作品を書かなければなりません。大人が読んで満足・納得できる作品というものは、やはり単純な爽快さだけでなく、そこに論理性がなければならないとわたしは思っています。ただ強いだけではなく、このような背景がある、このような頭の回転がある、だから強いんだと。Ep.6におけるレイとトリレナの戦闘シーンを読んでいただけば、この意味が分かって頂けるかもしれません。
でもそれってすごく難しいことなんですよね。わたしにこう考えさせるようになったきっかけは、『明治剣客浪漫譚るろうに剣心』です。今読んでもあの戦闘描写には圧巻させられます。そして、これを見事に映像化させた古橋監督によるアニメ版も素晴らしいの一言。いつかわたしの作品を読んだ方が同じようにエクスマキナについても言ってくれるようになるのを目指し、これからもがんばって書いていきます。
第2回のテーマは、「アルシス・ソラシス・ディクシス」です。
アスガルドにおける≪人間≫とは、3つの種族の総称を意味します。その種族とは、≪アルシス≫、≪ソラシス≫及び≪ディクシス≫。まず、外見の特徴についてみてみると、≪アルシス≫は、わたしたちとまったく同じ外見を持つ種族です。≪ソラシス≫は、白い肌に尖った耳、そして白鳥のような翼を背中に生やしています。一方≪ディクシス≫は、尖った耳こそソラシスと同じですが、褐色の肌に蝙蝠のような翼を持っています。
それぞれの種族は、3人の神々によって生み出されたと言われています。≪アルシス≫は≪調律神アルス≫によって、≪ソラシス≫は≪創造神ソラス≫によって、そして≪ディクシス≫は≪破壊神ディクス≫によって。彼らは生み出されると共に、神の代行者として異なる役割を与えられました。その際、ソラシスとディクシスに対しては、その役割を果たす為に必要なものとして≪アニマ≫を与えられたのです(厳密には、≪アニマを保有し操ることのできる力≫)。しかし、アルシスに対しては与えられなかった。その理由は、アルシスの役割は世界の創造と破壊を可能とする≪機械仕掛けの大樹≫の管理であり、それを利用した暴走を防ぐ為であったと言われています。これに不満を抱いた一部のアルシスが禁忌を犯して機械仕掛けの大樹に触れ、アニマを手に入れて自らを≪グロウシス≫と呼んだものの、彼らは3種族の間で勃発した歴史上最悪の戦争≪ラグナロク≫の終結とともに絶滅したと言われています。ですから、それ以降のアルシスはアニマを持たず、自由に魔術を使用することができません。
なお、ラグナロクの終結と共に、ソラシスは≪神海≫、ディクシスは≪失われた大陸≫と呼ばれる地域に閉じこもり、他種族との交流を一切断っています。これは、ラグナロクによって戦争の愚かしさを思い知り、二度とこのような戦争を起こすまいと考えているからだと言われています。それに引き替えアルシスは、ラグナロク終結直後の戦国時代から聖暦1853年現在に至るまで戦争を繰り返しているのです。学ばない生き物ですね……。
レイとクラウは、イクシオラ王国にある≪王都アヴァロン≫へと向かう飛行艦の中で、アークがイクシオラ王国の≪宮廷魔術士≫であることを知る。そして、アークの依頼とは、イクシオラ王国とバンドール共和国の戦争を未然に防ぐ鍵となるレジスタンス≪砂鼠≫のリーダー≪ベラ・アルサール≫の確保であった。その仕事がソウルギアに関係することを知って一度は断るレイ。しかし、クラウの言葉を受けてその依頼を受けることとなる。
その頃ノワールでは、クラウの確保に失敗したトリレナがオーディンの下へ報告に訪れていた。トリレナの失敗を責めないオーディンは、求める≪カギ≫は2つだと言う。クラウが持つ≪カギ≫ともう一つの≪カギ≫。オーディンは、自分達がクラウを確保せずとも、レイがもう一つの≪カギ≫の前にクラウを連れてくると確信していた。
アヴァロンに到着したレイ達一行。しかし、彼らを見る市民の目は普通ではなかった……。
今日は仕事の後
母から頼まれて実家のパソコンを直したりしていたので
更新が遅くなってしまいました。
申し訳ありませぬ(*_ _)人ゴメンナサイ
投稿日時はギリギリ12日になっていますが
サバよんでますヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ






