今回の話は、たくさんの講師、コーチ、カウンセラー、セラピストさん方から
お話をお聞きしている中で、いずれの立場の方々にも共通してあることです。
こういうお話を聞かせていただくことも多くあります。
「人の役に立ちたいと思っているけど、
こんなことで悩んでいる私にはできそうにないかも」
「こんなふうに考えて苦しんだりするるのは私だけかも。
きっと私はそうとう弱い人なんですね」
「あの人のことで振り回されて、こんなに悩んでいるなんて、
自分で解決もできないなんて、
人に知れたら信用を無くすから言えない」
そのように思っている結果、
「自分の経験から、大切だと思うことを人に伝える講師をやりたいけど・・・
「コーチをやって人の人生に寄り添って応援したいんだけど・・・
「カウンセリング、セラピーで人の苦しみに寄り添うお手伝いをしたいんだけど・・・
・・・私には無理ですよね」
・・・私にはその資格がないです」
・・・こんな私に頼みたい人なんてきっといないはず」
等々と思って、止まってしまう方々も実は多かったりします。
ただ止まっているだけならまだしも、
ずっと自分の中にいろんなものを抱え込んで、
自分にダメ出しし続けて、
苦しみ続けている方々もいます。
でも私がお伝えしたいのは、
講師、コーチ、カウンセラー、セラピストさんご自身がそういう状態で
ご自分にブレーキをかけている状態だったとしたら、
「あなたが人の力になれないなんて、とんでもない」
ということです。
むしろ逆。
「あなたが悩み、苦しみ、そこに一所懸命に向き合ってきた、
それを抱えながらもがんばっている、
その経験が、あなたが人を救う、助ける力になっていく」
ということです。
あなたがダメ、その資格がないなんてとんでもないんです。
あなたが悩んだり苦しんだこと、または今、苦しんでいることは、
「自分だけ、私だけ」ってどうしても思い込みがちだけど、
同じようなことに悩んだり苦しんだりする人たちは
実は意外に多い
ということを知っててほしいんです。
または、人生経験の中で、同じようなことに向き合って行く人たちは
必ず出て来ます。
その時に、あなたが手を差し伸べてくれる存在として、
そこにいてくれること、出会えることはたいへんな恩恵だと思います。
だから、自信を持って!とまでは言わないけど、
自分をダメだダメだなんて思わないで、
あなたの経験は人の力になれるたいせつな経験、
がんばって生きてきた証だと思ってて。
そして、
「人の力になりたい」という想いを諦めないでいて。
今のあなたに心からのエールをこめて♪