海と言えば、松島も、湘南も、みなとみらいも素敵だけど、

自然の厳しさと無力さを痛感するリアス式海岸の断崖絶壁が、

結局のところ1番好きだ。そう、再確認したお盆。






この岩の上で竿を持てるのは、

穏やかな波と晴天が共存した日しか不可能だろう。


釣りを「する」のではなくて、釣りを「させて」もらっている。


毎日そうやって小さな何かにでも感謝して生きれるなら、

どんなに優しい日々が送れるのだろう。



僕自身が。また僕の周りの友人がそれを少し忘れた時が来たら、

こんな晴れた日にあの岩の上で、みんなで麻雀でもしようと思った。






今日のおやすみSONG

曖歌/湘南乃風






梅雨の時期に、井上雄彦展を見て圧倒され、

ついつい筆と硯を購入してしまう。


10年以上筆を持ってない僕が、何を今更と思いながらも、

「墨」の良さを再認識してしまった衝動を抑えきれず、

恥を捨てて、と言うか元々恥じるほど書をしていた訳でも無いけど、

とにかく筆を持つ時間が増えた。



僕はどちらかと言うと、実は石橋を叩いて渡るタイプで、

1度思い描いた事をもう1度自分の中で確認した時が本物の感情だと。

そんな様に行動する癖があった。


もちろん、いつもそんな面倒な事ばかり考えているわけじゃないけど、

「1番最初に思った感情の大きさを、2度目は超えないんじゃないか?」

と、少しの心境の変化があった頃でもあった。


別に万事をこの話に当てはめるつもりは無いけど、

結果、久しぶりに筆を持てたことはとても良かったなと。

字の下手さと1筆書きの難しさと格闘しながら、

集中力の無い僕には、とても有難い時間を得れることとなった。



沢庵坊から哲学を学ぶのは、宮本武蔵だけじゃなく僕もだった。

井上先生ありがとう。




さて、最近もう1つ感じたことは、

文章を書く時に限られた文字数の中で表現することの難しさ!


「。」や「、」1つで、与える印象が全く違ってくるということと、

表現方法1つで1行も2行も文章が短く出来ることを、今更再認識しました。


思えば普段から文字数を抑えることを最優先で考えたことは無く、

随分自分勝手な文章しか書いてない。


まぁしかし、それも志1つ。




この制限が加わるということは、表現力が増すようになるのかなと。


とか何とか、ブログまでそんな固いことは言わないように、

恥を晒しながら、自分にしか書けないものを書いていこうかと思ってます。






今日のおやすみSONG

人魚/NOKKO





「だいぶ前から編集長と話してたって言ってたべ?

あれ面白そうだってOkもらって決まっちゃったから、あとはよろしく!」



動きが軽い。そして早すぎる!

しかもその話の中に、僕は1度たりとも参加していない(笑)。


編集社に居る友人から連絡があったのが2週間前。

「今そんな感じで盛り上がってるから!」

勝手に決まってしまったのがつい最近。

「やっぱり決まったから!あとはよろしく!」


おいおい。いや、僕は「お」の字すら発言出来ていない。

類は友を呼ぶらしいが、つくづくその無茶ぶりに変な感心すらしてしまう。

しかしほんとに急だ。締め切り1週間後って・・・。




突然だけど、とある雑誌でコラムを書くことになった。




実は2年前からその友人に会う度にちょくちょく打診されてはいたんだけど、

今回奇跡的に僕がその彼の近くに住んだことから、話が具体化してしまった。

「月1で1ページ、原稿用紙3~5枚で十分。余裕だべ?

こちらからテーマ・ノルマ等要求することは全く無し。

時間的拘束も月1の締め切り以外何も無し。本業にも影響しねーべ?

まぁ影響するようなことなら俺も頼んでないんだけどさ。

忙しい月は、それを見越して先に作っておいてもいいし。」


「あとはあれだな。

読みやすいようにとか思って他の人の形式とか変に勉強しないで。

まぁしないと思うけど(笑)。オリジナリティーを大事にしたいから、

雑誌全体のテーマとかけ離れてもいいし、ブログをもう1回書いたくらいの感覚で。

あとは俺の仕事が楽になるように、字数だけ合わせといて(笑)。」


つまり、かなり自由な条件である事と、

君のさすが無茶な自由人ぶりだっていう事と、

ちょくちょくこのしょうもないブログを読んでいたと言う君が言うのなら。



まぁ、断る理由も無い。


その雑誌も、昔から知ってるしね。

バイトバイト♪くらい簡単にやってしまおう。


で、いいのだろうか(笑)?





さて。


たかが数分で恐ろしい程簡単すぎる大体のレイアウトが決まった後、

(失礼。これも彼の有能さ。)

吉幾三ばりに「題名」に悩む。

ハァ テレビも無ェ ラジオも無ェ ああでも無ェ こうでも無ェ

・・・。

悩む・・・・・。



数分後・・・。

面白そうだとその時の打ち合わせに顔を出した、もう1人の友人が口を開く。

「・・・。「寄り道日記」は?」


・・・・。

なるほど!


人生においても一見寄り道をしてそうな、むしろ寄り道が好きそうな、

お前がどうのこうので・・・なんちゃらこうちゃらでチョメチョメ・・・。


っておい!


一見してそうなって君達、

世間一般的に見たら完全に寄り道だらけじゃねーかよ。


ということで、座布団3枚&決定。


で、ほんとにいいのだろうか(笑)?





そんなこんなで、色んなものが繋がりあって、


縁が円になる。


とか、いやらしい話は記事には書かないようにしよう。






今日のおやすみSONG

傾奇者恋歌/角田信朗






と言って、三谷幸喜が広瀬香美の「ロマンスの神様」を元キーで熱唱していた。

しかも、沢山の観客の前で最後まで歌いきり、テレビでOA。


どうしようもない歌とその姿に爆笑しながら、

それをものの見事に演出した潔さは本当に面白かった。





2週間前、鳴らない携帯に1本の電話が入る。


「お久しぶり!ところでぺヤング、どうしても来て欲しいんだけど。」


「いやいや、無理っすよ!

そんな立場じゃないし、実際時間取るのも難しいですし・・・。」


「いや、ほんとお願い!

初日なんかはどうやっても苦しいし、戦力的にだいぶ助かる。」


「戦力的にって何言っちゃってるんすか・・・。

今や自転車でヒーヒー言ってるカスですよ。」


「いやマジで!みんなも会いたがってるし、何の問題も無いって!

ほんと少しだけでも出てくれればいいから。初日を乗り切れれば。」


「いやいやマジで!行ってあげたいのは山々だけど、

戦力どころか戦犯確定。そんなレベルじゃないし、ただ迷惑掛けるだけ。」


「とか言って、実際来たいっしょ。来てくれるやろ~。

うん。何かあった時の為でいいからさ。」


「・・・・・。いや、ほんとすいませんって・・・。すみません。」


「そうだよね・・・。うん、無理言ったね。ごめんね。」




・・・・・。



・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。










行くのかよ!




全ての葛藤は自分だけの小さなプライドに過ぎない。

byぺヤング。

人生はチャレンジだ。



いやいや、ただの自己弁護だ。







宿なんか。ここに数年住んでたし!



そんな偶然と明らかに成長していたチームに驚き、

ハエの止まりそうな自分のスイングスピードに驚き、

言葉とは裏腹に5試合もこき使ってしまう素敵な監督に1番驚き!


得たものは、



肉離れ



人生はチャレンジか?





4-11、1-11、4-6、6-7、1-11、8-10。

これは身・身ぼろぼろの僕に対する御褒美だと、

まさに思った瞬間の最終回2アウトからの逆転ホームランに涙し、

相も変わらず、暖かく迎えてくれる仲間に感謝し、

たとえ全敗だとしても、挑戦し続けるチームを誇りに思い、


得たものは。得ているものは。



水平論で、別の花にも水をあげよう。


人生はチャレンジだ。





今日のおやすみSONG

SO YOUNG/THE YELLOW MONKEY





例えばエビちゃんが、

毎日あの完璧な笑顔で、隣でえびフィレオを食べていたらどうだろう?


例えば知らない土地へ車で向かう時、

備え付けのナビの指示通り、最短で辿り着けたらどうだろう?



僕の中では同じ質問、答えは2つとも同じ。


きっと、面白くない。




最近、

よくイライラするという男と、

引きこもってしまったという男に、

やれやれと赤ひげ先生にでもなった気持ちで、そんな話を披露してきた。


イライラする男は、

イライラし過ぎて歯を噛み過ぎて顎が痛くなるとまで言う。

そんなことを真面目に言うもんだから、

悪いが本人の状況を尻目に、目の前で爆笑してしまった。


あ。悪い悪い・・・。


毎日同じ時間に起き、同じ道を行き来し、

会社で残業を頑張って、どこにも寄り道しないで帰って来る。

それなのに上手くいかない。


おい。

さっき寄り道したら、50個入りのガムシロップが78円で売ってあった。

ラッキー!

なんて、言ってしまうぞ。




引きこもってしまった男は、よく眠れないとかで睡眠薬を常備する。

そんなことを真面目に言うもんだから、

悪いが本人の状況を尻目に・・・。全く笑えない。


何故僕がナビを付けないか教えようか?

ナビばっか見てると周りの景色を見逃してしまう時があるからだ。

長い道のり、その見逃した一瞬が実は最高の景色かもしれない。

いや、それよりもだ。

ナビ無しで遠回りしたり、全く知らない土地に辿り着いたらそれも面白くない?

予習してた目的地とは全く違う景色でも、

実はそれが新鮮で、意外と新しい世界が開けそうじゃない?

と言うか、別にナビ通りが正解じゃなくない?


笑顔のかわいいエビちゃんが毎日同じ笑顔で居てくれるより、

笑うことの少ない女の子が少し笑ったら、

その一瞬ってもしからエビちゃんより素敵だと思わない?



野生児の友人の言葉を借りるなら、ハプニング イズ OKだ。



何年もバッテリーを組んでいたyasuさんという男と、

それこそ1年に何千球ものバッテリー間の投球を交わしても、

いや、ほんとに何年もだ。

お互いが全く同じ思いで球種とコースが決まり、

そしてその通りの球が来て最高の結果が訪れる場面なんて、

1試合に1度、いやいや、1年に1度かもしれない。


予定通りという予定は、それほどに無いと思うし、無くていい。

だからこそ、その一球を追い求め、

1年の最後に振り返った日に、その一球で甘すぎるビールが飲める。



そしてきっと、そこに美学が詰まってる。



そんなこんなで。

赤ひげになれたかどうかはわからないが、

いや、まぁ紆余曲折で、安定剤と睡眠薬は手放した。






とか、言ったはいいものの・・・・・。




エビちゃんは、いいに違いない・・・・・。







今日のおやすみSONG

小さな恋の物語/サガユウキ





目の前の公園の桜が満開な頃、

あまりに綺麗だったもんで桜の木の下で素振りでもしてみる。






「ほんと綺麗でしょ?」


「ええ。こりゃ~たまらないですね。

でも、あなたも鼻の先まで見事なまでスカイブルー。

負けず劣らず綺麗ですよ。」


「よく言われるんですがその度に困っちゃって。てへっ。

ところであなた、あまり見かけない方ですね。」


「ええ。最近こちらへ引っ越してきたばっかりで。

バットだけはしっかり持ってきちゃったんで、以後よろしくお願いします。」


「パオ~ン。パオ~ン!」


「そ、そんな、真昼間から!

団地街の奥さん達が、段違いな勘違いを!」




そんな象さんとの会話からスタートしたかは知らないが新生活。





大好きだった温泉は銭湯に変わるも、

どっぷりつかれそうな憩いの場を近所に数ヶ所発見し一安心。

大好きだったRV車は0ccの人力車に変わるも、

暫定税の行方も気にならない、都会じゃ大活躍もお値段1万円でまた安心。






旅立ちの空 桜色

新しい風 吹き吹かれ

まだ見ぬ仲間 思いはせ

別れもあれば 出会いある


さて。鼻歌でも歌いながら、軽~く行こうか♪




そんなこんなの2週目、

幼馴染の酒屋の息子から連絡が入る。


「お前もうこっち来たの?」


「おう。1週間前くらいにな。」


「ところで、どの辺に住んでんだ?」


「○○って駅の近く。

何だか下町風情たっぷりで俺にはもってこいって感じ。」


「○○駅?は?何、智之と住んでんのか?」


「は?何言って・・・・・。!!??」




まだ見ぬ仲間?思いはせ?



鼻歌撤回。




こんだけ人の居る東京で、同じ私鉄の同じ駅。

全く同じ住所の3丁目と6丁目。彼の名は、幼馴染part2.


目と鼻の先とはまさにこのことで、骨の髄まで腐れ縁。


振り返っても、

僕の人生少なからずこんな訳のわからない運と縁に支えられているんだろう。

全く、どうなってんだかこの展開。

どうせなら、朝倉南のお隣さんでお願いできますでしょうか。






そして3週目。


「ちゃんとやっちゅ~か?」




目の前には、聞き慣れた宮崎弁。

研修地への通過点だとかで駅に迎えに行ってはみるものの、

近所の飲み屋に行くみたいに、いつも通りタオル巻いて東京来んなよ(笑)。


飲んでますか酔ってますか皆様♪

飲んで行きますか酔うかこのまま♪


次の日も、地元の連中とコラボレーション。総勢10名で花見。

2日酔いでも 終わりなき明日もさビール Yes 缶ビール♪


「よっしゃ!明治神宮で必勝祈願してこうや!」

「お、いいね~。ソフトの分も拝んどくか?」

「いやいや、いらんやろ~。1個にしなきゃバチあたるわ。」


いやいや、お前等何の必勝祈願だよ?


「何言うとん!そりゃ~、パチンコやろ~!」



元気な2人が帰って、また安心。






変わった事といえば、

桜をこんな早い時期に見たことと、ソフトボールをしてないこと。


うん。それはあのビールボーイ達に託そう。


そして気付いたことは、

チャリの運転が下手になったこと。


うん。それは目の前の公園で練習しよう。




今日のおやすみSONG

新生活/ケツメイシ





今でも不思議に夏が終わらない

アクセルを踏み込めば あの日のままさ


お前の傷の深さを知っていたよ

1/2の痛み 感じあってたつもりさ


確かめるより 解り合っていた


長い嵐の夜が お前の胸の中にある

もしも涙で地図が濡れても けれど空は 空は青





僕のために唄われた詩は、

忘れられない詩になるだろう。



比喩に比喩するようなあなたとの会話が大好きで、

常に生意気な僕に付き合ってくれたあなたの優しさに感謝して、

過ごした日々は、生涯忘れないでしょう。


一先ず~close friend~




いい意味でも、悪い意味でも、人は言葉から逃れられない。


何も無かった僕は、誰かが発する言葉を探し続けて、

拾って拾って拾われて、今もまた前へ進もうとする。


僕が発する言葉1つで、

次の1歩目を踏み出す人もいる。


それなら、あなたが発する言葉1つで、

本当の優しさを覚える人は沢山いることでしょう。



これまでもこれからも、きっとただそれだけ。

はにかむタイミングも同じような、時間軸を持つ僕達も。


一先ず~close friend~





残らずに 残さずに

心のあるままに 向くままに

信じれば 信じれば いつもの空


手を振らずに別れた 

思い出色した夢たち

もしも涙で空が消えても


けれど空は 空は青






今日のおやすみSONG

けれど空は青~close friend~/飛鳥涼





旅をするにも宿が必要だ。



ということで、

仲の良い子分家来、いやいや友達と駅で待ち合わせ。


合流後、颯爽と2枚分の切符を購入。

田舎者のくせにそのさりげなさには、石原都知事もびっくりだ。


彼に1枚渡す。


「へ???あぁ!いいよ、俺スイカあったのに!」


何を季節はずれな・・・。


む!!!


西瓜、すいか、スイカ、Suica・・・。


さりげなかったのは僕だけで、

そこに居たのは現代社会に舞い降りた原始人。

石原良純もびっくりだ。





気を取り直して。




長渕さん。大東京とはよく言ったもんだよ。

住居の目の前を100Kmの車が通り抜けても皆さんno problem。


地上○十回の贅沢空間!都会のオアシスをどうぞ!

なんて薦められても、

高い所が別に好きでもない、いやむしろ苦手な、

ジェットコースターにも乗れない僕は何と答えればよいのだろうか?



TO BE WITH YOUでも歌いながら、MR.BIGの方が・・・。

なんて言ってみようか。








そこのイケメン仲介者さん、僕の「道」と言えばこうだ。









「この辺には小川が流れてたり、

それなりに緑もあっていいと思いますよ~。」








小川と言えばこうなのだ。


その辺よろしく。





気を取り直して。


次の友人に会うために電車に乗った2駅目。

目の前におばちゃんが現れた。

またもや颯爽と、「あ、どうぞどうぞ。」

田舎者のくせにそのさりげなさには、当の本人もびっくりだ。


「え!?あ、あぁ・・・、そう?ごめんなさいね。」


・・・。
・・・・・。

予期してない・・・!?


そこには何とも微妙な少し長すぎる間があった。

立ち上がってよく見れば、

おばちゃんと呼ぶには一歩早そうな、せめておばさんとでも呼ぶべきか、

いやはや一歩間違えば、

都会では無理やりお姉さんとでも呼ぶべきかもしれない、

微妙な年齢層ではないか!(この間約10秒)

失礼なのか?もしや失礼だったのか・・・!?



長渕さん。


ねじ伏せられた正直さが、やけに骨身にしみる・・・。








そう何度も気を取り戻すことは出来ない。
だから通称「都会に飲まれる」のか。
いや飲まれるんじゃない。それが都会ルールだ。


だから僕はあることを決めた。


今度、Suicaを持ってた男に切符を買ってしまっても、

例え若過ぎるおばさんに席を譲ってしまっても、

バリバリの田舎訛りで、


「なんもなんも、気にすんなじゃ!」


とさりげなく言ってやろう。

いや、都会に負けないために基本的に言ってやろう。


なんなら僕が元気な時は、

勉強に疲れてそうな高校生にすら席を譲ろう。
「なんもなんも、気にすんなじゃ。」


面白そうだから、相手が気にしてなくても言ってしまおう。


そして今後は、

年上の女性は誰でもお姉さんと呼ぼう。





今日のおやすみSONG

一匹の侍/長渕剛





戦争を知らない世代だからこそ、いつか書こうと思ってました。


知ってる人、興味を持つ可能性がある人のためにも、

書き過ぎるとそれを壊してしまうんで、上手く書ければと思いますが。


というわけで、先に述べると、

この作品に関しては浅はかな色付けをしたくないので、

今回は僕が持つ作品論は極論書かないことにして。

加えて評論家のレビューも、中身に関して述べてるものは省きます。





戦争映画が好きなんですよ。



昔はね、何でか?

って聞かれても、答えられなかったけど。


「戦争」には、

人という生き物の本質が全て詰まってるかなと。


僕が「戦争」に対して持つ1つの捉え方で、

各々の製作者の意図は抜きにして、

それと真正面から向き合えるものとして、価値がある。

映画として見ることによって自分のそれと向き合う時間をもらえる。

今よりだいぶ若い頃から、

感覚的にそんなことを感じながら見ていたんだと思います。



と、もう1つの理由。


祖父が亡くなる前に、病床で書ききった自伝があって、

その中に中国での戦争の話がびっしり詰まっていました。


次の世代に何かを残したかったのか、

会えない孫に何かを伝えたかったのかはわからないけど、
情景が嫌でも伝わると言うべきか、

あまりにリアルな話と残酷過ぎるその内容に、

「戦争」というものを意識せずにはいられなかった。

そして身近なところで、

その前線に携わった人がいたという事実自体が衝撃だった。


つくづく僕は、平和ボケしたのんきな男だと。

多分祖父は死ぬ間際まで、

心の中に封印してたんだと思いますが。





さてさて。


ただ、どうしても映画である以上、興行収入を計算しなければならないし、

結果それが変に美化されたり、

万人受けするタイプの形として描かれてしまうことが多々ある。
エンターテイメントである以上、

それも1つの形だと思うし、ある程度は仕方ないのかなと思ったりしますが。

だから、やっぱり「シンドラーのリスト」は意味のある映画だと思うし、

「戦場のピアニスト」なんかの見せ方も、嫌いじゃない。


おっと、僕の浅はかな色付けは止めよう。
以下、各一般評論家のレビュー。



>戦争映画にありがちな、男の友情とか、極限状況における人間の尊厳とか、

あるいは醜さとか、そんなの一ミリたりとも描いていない。

あるのは「狂気」と戦争のもつ不条理・不合理さ。

戦地の末端では司令塔さえあるのかないのかわからない馬鹿らしさ。


>全編に流れる詩的、哲学的、官能的なオーラ。

普通、戦争映画というと、かっこ良くみえるか、泣いて下さい、

感動して下さい的反戦タイプが多いけど、この映画はそのどちらでもない。

決してかっこ良くないし、反戦がテーマでもじゃない。

あなたをベトナム戦争の真ん中にお連れします。


>この映画は、映画そのものへの挑戦という意味で画期的であり、

その成否に関わらず、他の誰にもまねのできない偉業と言えよう。


>見る人によっては、長くて退屈な駄作。見終わるとがっくり疲れる。




この「地獄の黙示録」 という映画は、

他の戦争映画とは異質の光を放ってて、僕が1番好きな戦争映画である。

(ちなみにべトナム戦争についての知識を得るためには、

「プラトーン」という別な映画が適切であるような気がする。

だいぶアメリカ目線だったような気もするが。)

そして確かに難解だが、

どうせ見るなら時間にして3時間半に及ぶ特別完全版がいいかなと。


後付で知ったが、

「ゴッドファザー」で名声を手にしたゴッホラが、

その私財を投入し、巨額な借金をしてまで作った映画。


才能からやることまで、半端じゃないなこの監督は。






って感じなわけで、

日本列島を爆弾低気圧が通過中とのことですので、

爆弾繋がりでどうぞ。


なんて、笑えない冗談で締めくくってる場合じゃなく、

個人的に、こんな映画は2度と出ないだろうなと。


目の前に永作博美が現れてしまった。

くらい、過去に衝撃を受けた映画の1つ。



・・・。



ちなみに、「ノー・マンズ・ランド」 という映画も、
好きな戦争映画であることを、付け加え。




追伸


戦争の正当な解釈という意味で上の映画を賞賛しているのであり、

「戦争そのもの」を賞賛しているわけではありません。

テーマがダークなだけに、念のため申し添え。





明けましておめでとうございます。

今年も皆様にとって良い年でありますように!



昨年あたりから、

より一層自分のコアな部分を、無理のないペースで書いていこうと。

結構居心地が良かったんで、

今後もそんな自分勝手な感じで進めようかと思ってます。


今年もよろしくお願いします。




さて、早速。






人のきっかけなんて、きっとほんの少しの言葉だったりすると思う。



大学時代、全国大会のベスト8進出を掛けた試合。

試合の序盤、中盤で明らかな劣勢、1-5で負けていた。

味方の攻撃は最終回のみ。首の皮一枚で繋がってる状態。

さらには、その前の回の相手の攻撃で1アウト1、2塁、

3番バッターを打席に迎えるという局面だった。


その時、捕手の僕には明確な考えがあった。

「敬遠する。」


多分、本来ありえない。

1、3塁で塁を埋める(ダブルプレーを取りやすくする)ならわかるが、

既に塁は埋まっている状態であり、

ただで1つ塁を与え、あえて3塁まで進めてあげるだけ。

今ヒットを打たれても2塁ランナーは帰れない可能性もあるのに、

満塁にしてヒットを打たれたら、100%点が入る。

尚更、次のバッターは4番。

つまり、その場面でのセオリーを無視する行為。


マウンドに集まって、選手兼監督、そして他全員にも伝える。

当たり前のように、全員が半信半疑。

僕は続ける。「3番を1人抑えるより、

4番、5番を連続で相手にする方がそれでもまだ抑えやすい。

仮に満塁にしてヒット1本で2点取られようが、

その後のチャンスもさらに与えることになろうが、

どっちにしろ次の1点を取られれば勝ち目は無いと思ってる。

この場面俺に下さい。」

今考えても自分でも相当なリスクだと思うが、光はその奥にしかないと思ってた。


最終的に、監督から「お前に任せる」と。


その時の、1球ごとに増える相手サイドからのブーイング、

試合を見てる観客からの異様な空気は、今でもはっきりと覚えている。


そこからは結果論だったが、4番三振、5番サードフライで、

後でビデオを見たら、投手でも野手でもなく、

捕手の僕が誰よりもデカいガッツポーズをしていた(笑)。

それでも、4点差で最終回の守備に向かう相手にしたら、

「なんだあいつ??」だ。


奇跡は起きる。


最終回、味方打線からホームラン3本が飛び出し逆転。

逆転ホームラン時に2塁ベース上に居た僕は、

それを見送ってホームベースを踏む頃、涙が溢れて止まらなかった。


多分、10回対戦したら3回勝てるかわからない相手。

後にも先にも試合中に、それも勝った試合で泣いたのは初めてだった。

生涯忘れられない試合。





その試合後すぐに、

顧問である心理学の教授だった人に、

握手を求められたと同時に、ある言葉を貰った。


「諸葛亮、ここにあり。」



その試合ノーヒットだった僕は、

「お前が打ってれば楽だったな」なんて言われてもおかしくなかったし、

「そんな大げさな」なんて口では答えながら、

敬遠策のことを言ってくれてるのだと思えば、純粋に嬉しかった。


また、その顧問は技術的なことを言うようなタイプではなく、

全て選手主導でやっていた僕らの付き添いの意味合いが大きかったので、

逆に冷静に試合を見れる立場の人から貰った言葉としても、嬉しかった。



と同時に、

「深い言葉だな。」と考え込んでしまった。


多分こっからは僕の解釈がそう広がっただけであり、

その顧問はそんなつもりで言ったんじゃないと思う。

何より僕が三国志を知らなければ、そんな捉え方をしないし、

その顧問と三国志を知ってるかどうかなんて話したことも無い。



何を思ったかと言えば、

諸葛亮の立ち位置を目指そう。



中国三国時代、蜀に属した関羽、張飛、趙雲等々、

元々力のある武将達を更に輝かしたのは、諸葛亮の策だったなと。


別に僕はとんでもない策士でもなければ秀才でも何でもない。

ヒントはその顧問の言葉で、

その時の状況とたまたまリンクしただけだった。


「任せる」って言ってくれた劉備(監督)が居て、

関羽(投手)が最後まで粘ってくれた。

諸葛亮が策を練って耐えてみたら、

最後には張飛と趙雲がホームランを打ってくれた。




信頼できる者が居るならば、仕える時は仕えよう。

僕自身が出しゃばり過ぎるわけではなく、求められた時に策があればいい。
周りに才能がある者が居るならば、

それを最大限に引き出せるのも、また才。としよう。

誰を使うわけでもなく、誰を否定するわけでもなく、

自分自身を含め、その場にある可能性を最大限引き出せる。

そんな生き方がいいなと。





言ったことも記憶に無いかと思われる顧問の何気ない一言と、

趣味・特技が妄想である僕とのコラボレーション。






劉備、関羽、張飛、趙雲、

僕の周りの友人を含め、世の中には沢山の名武将が居る。

そして彼らは各々の世界で成長し続ける。



ということで、2月で職場を退職することにした。

晴耕雨読、いやいや晴読雨読の生活になる。



坂本竜馬が師と仰いだ勝海舟に初めて会ったのも、

須藤元気が四国88ヶ所巡りをしたのも27歳。


彼らが何を考えていたかは知らないが、

自分の後押しする理由になるのであれば何でもいい(笑)。




ということで、

2008年から、また新たな旅を始めます。