大阪見聞録 ~コロナからの大阪ミナミの再生、そして、未来都市・大阪の実現に向けて~ | 古都奈良発! 日本一のシニア向け起業準備コンサルタント

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大阪見聞録 コロナからの大阪ミナミの再生、そして、未来都市・大阪の実現に向けて

      ~大丸百貨店心斎橋店本館開業から見える大阪の現在と未来~

 

令和04年12月29日(木)      1級販売士 芦谷 幹生

 

 政府は、2022年3月、2030年型の未来都市実現に向けて、最先端技術の実証実験を街全体で行う「スーパーシティー」に大阪市とつくば市を指定することを決定した。大阪市は、モビリティー=【空飛ぶクルマ】【自動運転バス】及びヘルスケアの分野でデータを活用した新規ビジネスを創出し、住民の生活の質を向上させることを目指す。

 ⇒「スーパーシティー」構想、MaaS構想

 

 具体的には、2020年1月、大阪シティバスと大阪メトロが万博会場で【自動運転バス】の試乗会を開催。また、開幕まで2年に迫った万博開催関連では、前年10月には、万博大阪館(大阪府市)出展に協賛する在阪企業9社(小林製薬、大日本印刷、りそな銀行、タカラベルモントなど)がパビリオンに参加表明。基本計画は、健康状態を自動診断する乗り物に乗車し、診断データを踏まえて健康的な生活を送るために必要な食事を試し、併せて、AI(人口知能)による老化防止のアドバイスも受けられます。同時に、未来の医療技術に関する展示施設などを設ける予定。【空飛ぶクルマ】は、万博会場を結ぶ交通手段としての活用を検討!<出典①、日本経済新聞公共広告>

 

 今回、出向いたのは、創業300年以上の伝統を誇る大丸百貨店心斎橋店本館と2021年春オープンした心斎橋パルコ(旧北館)です。アクセス=近鉄・南海各難波駅8分、大阪メトロ心斎橋駅1分(本館地下に駅)。本館は、大阪ミナミの「賑わい」を代表するランドマーク的な大型商業施設。心斎橋パルコは旧北館を全面リニューアル化、パルコの基幹店で、専門店が約170出店。本館は約370店出店しています。

 

 【本館】地下2階~地上10階=大丸百貨店は生き残り戦略として、主要ターゲットを活躍する若手女性に対し、最新ファッションを訴求し、サブとしてインバウンドにも配慮したフロア配置。【パルコ】地下2階~地上7階、専門店街8階~14階、両館の地上1階コンコースと地上2階~10階の各フロアが接続、両館がお客様を相互に誘導して回遊性を確保し、「脱百貨店」を目指す。

【本館】地下2階:フードホール、地下1階:食品+婦人用品雑貨、地上1階:コスメ+アクセサリー、2階:ラグジュアリーファッション+ジュエリー、3階:ラグジュアリーファッション+シュ―ズ、4階:メンズ&レディーウエア+ファッション雑貨などで世界最先端のファッションカルチャーを提案、5階:メンズ&レディーウエア+シュ―ズなどで上質なライフスタイルを提案、6階:メンズ+ファッション雑貨、7階:心斎橋テラス(ビユーティー+コスメ+カフェ)、8階:ライフスタイル(雑貨+呉服+宝飾)、9階:エンタメ(ポケモンセンター+カフェで家族とくつろぐ)、10階:レストラン(日本食、韓国料理、中華料理、イタリアン)で構成。

 

 三越伊勢丹HD社長・日経新聞インタビューによると、「近年、消費者はより上質なライフスタイルを好む傾向が強い。百貨店は、消費者の行動に対して、従来の物販型・セルフ志向から提案型・カウンセリング志向((最新情報機器を活用⇒顧客志向)

に対応を迫られた。」という。<出典②>

 本館では、地上1階~6階がより上質なライフスタイルを提案するフロアへと劇的に変貌!

 

 【最新情報機器の活用例=1階・高級女性化粧品・GIVENCHY⇒各コスメキット別に商品陳列および映像で商品説明・提案、2階・高級腕時計専門店・ROLEX⇒専用端末を使い時計画像で商品説明・提案、6階=シュズ専門店・COLEHAAN⇒靴の快適な履き心地を映像でPR6階=バッグ専門店・TUMI⇒顧客管理+電子決済で迅速対応、【個性的な売り場例】=2階・女性ファッション専門店FENDI⇒立体陳列、カジュアルショップDELINE⇒吊下げ陳列、6階=シュズ専門店COLEHAAN⇒平・棚陳列。【外観】おしゃれな外観を持つ2階喫茶店、【インバウンド対応例】=開店4周年記念・3階EV前に、盆栽を展示、5階EV前に、花瓶を展示、パルコ6階キャラクターショップと本館との連絡通路に9階ポケモンセンターへの案内表示があり、両館の回遊性狙いと緊密性がうかがえる。

 本館各階フロアには、個性的な売り場づくりが見られ、皆様のお越しをお待ちしています。

 

 周辺は、【東側】=心斎橋筋商店街、【西側】=大阪のメインストリート御堂筋、ショッピングモール心斎橋オーパ、【南側】=大丸百貨店心斎橋店南館、世界的な高級ブランド店(ブルガリ、シャネル、グッチ各心斎橋店など)、【北側】=高級ブランド店ディオール、心斎橋プラザビルがあり、大阪キタに次ぐ、大阪ミナミの中心的な商業エリアを形成しています。

 

大阪市は、新たな街づくり「NAMBA」を世界に発信するため、次の計画を予定しています。

(1)南海難波駅前を歩行者天国「なんばひろば」として歩行者や内外の観光客に開放し、街の賑わいを創出する方針。(2)将来、御堂筋完成100周年を迎える2037年に、完全歩道化し、人が主役の街づくりを推進。<出典③>

 

 最後に、大阪府市共催で、大阪経済を回復するため、昨年11月3日に、大阪市のメインストリート「御堂筋」において、2022年最終戦での【奇跡の逆転優勝】を果たし、2連覇したプロ野球オリックスバファローズ(本拠地・京セラドーム大阪)の優勝パレードが開催されました。パレードは本町・久太郎1丁目交差点から新町交差点(百貨店北)までの700mの区間で、沿道にオリックスファンなど30万人が集まり、優勝+日本一を祝福した。

 無料動画⇒オリックス・バファローズ 大阪・御堂筋で優勝パレード - YouTube

パリーグ・オリックスバファローズ優勝:関西地域での経済効果は、関西大学名誉教授・宮本勝浩氏(数理経済学)が約209億円<2021年>と試算した。

「宮本勝浩名誉教授が試算。オリックス優勝の経済効果|関西大学 (kansai-u.ac.jp)

 なお、2023年は、セリーグ・阪神タイガーズ優勝+パリーグ・オリックスバッファローズ優勝⇒阪神タイガーズ日本一

の経済効果について、1607億円と試算した。

 

<出典①② 日本経済新聞朝刊><出典③産経新聞夕刊1面>

 

(注1)    政府 「スーパーシティ」に大阪市と茨城県つくば市を指定へ | NHK

(注2)   スーパーシティー構想とは=https://expact.jp/supercity-kousou-2023/

(注3) 大阪メトロの都市型MaaS構想=大阪メトロ・未来都市2035年構想https://wisdom.nec.com/ja/report/2020101601/index.html

(注4)大阪市の再生・成長戦略⇒sinsenryaku.pdf (osaka.lg.jp)

(注5)オリックスバファローズ公式サイト⇒https://www.buffaloes.co.jp/(注5)   

(注6) 大阪市西区・京セラドーム大阪への【アクセス】

     ★大阪メトロ=難波駅、梅田駅・本町駅からドーム前千代崎駅下車

     ★阪神電鉄⇒難波駅又は尼崎駅からドーム前駅下車

(注7)      大丸心斎橋店、86年ぶりに建て替えた本館がついに開業。トラベル Watch (impress.co.jp)

(注8)    心斎橋パルコが20日に開業 「新しい複合ビル」へ 隣接する大丸と連携、繊研新聞 (senken.co.jp)

(注9)    大阪市がなんば駅周辺を歩行者空間化する再整備プランを発表!(kenbiya.com)

(注10)    2037年に全面歩道化?大阪の未来構想 (osaka-to-the-world.com)

 

 
 この度、2023年11月01日付けにて、大阪販売士協会HPのお知らせ(広報)において、期間限定ですが、掲載されることになりました。今回で3回目の掲載となり、益々、責任とプレッシャーなどで頭が一杯になりますが、体力の続くかぎり、続けていきたいと存じます。
 皆様のご訪問に感謝申し上げ、新年のあいさつとさせて頂きます。