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◆累計50万部突破!! 朝日新聞読書欄 中国嫁日記(1・2) [著]井上純一
日中関係がおかしい!!
朝日新聞読書欄
http://book.asahi.com/reviews/column/2012042900008.html
<朝日新聞 BOO書評>
■オタクが他者と出会うとき
世間では「キモい」とか「非モテ」などと揶揄(やゆ)されるオタク。かつて若者だった彼らも、中年期にさしかかるとともに家族の問題に直面する。彼らがふとしたはずみで結婚する時、何が起こるのか。
40過ぎの「どうしようもないオタク(作者)」が、ひょんなことから20代の中国人美女とお見合い結婚をする。想定を超えた“嫁”の異文化ぶりを漫画化した著者のブログは1日4万ヒットを超えた。
もともと『ダーリンは外国人』など異文化婚モノは人気ジャンルだ。しかし本書の場合、もう少し状況は複雑になる。通常の異文化婚では、他者はすなわち外国人の配偶者、となる。しかし本書においては、しばしば著者自身が「オタクという他者」なのである。
“中国嫁”である“月(ゆえ)”の言動は、日本人の常識からズレていて笑いを誘う。しかし、“月”からみた著者自身のオタク性も十分に変なのだ。
一般人にとってオタクのイメージは「挙動不審で何をしゃべっているのかわからないが得体(えたい)の知れない強い欲望をもっている」というあたりだろう。“月”の視点を通じて自身を批評し笑いのめすというユーモアこそが、本書の真骨頂だ。
オタクが一般人と結婚する時、それは必然的に異文化婚になる。カラスヤサトシ、福満しげゆきといった漫画家も、同様の視点から自らの結婚生活をネタに作品を発表している。これらの作品に共通するのは、夫婦間のディスコミュニケーションを積極的に面白がる視点だ。
そう、彼らは発見したのである。「わかりあえないこと」の面白さを。「話が通じない」相手ほど可愛い、という奇妙な事実を。家族を通じて自らを語ること。これもまた、オタク的成熟の一つの形なのである。
◇
エンターブレイン・各998円。累計50万部
出典 朝日新聞平成24年4月29日第11面
- 中国嫁日記 2 / 井上純一 【単行本】
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