1984年 某日 | 空と海・・・ときどき山のブログ

 

 1983年ではなく、1984年頃だったと思う。

 今の六十代、七十代の人たちには理解しがたいでしょうけど

我々、四十代や五十代前半はいわゆるファミコン世代である。

 

 就職氷河期世代であり、第二次ベビーブームの最後の方である。

 おそらくビー玉遊びやめんこを現役で遊んでいた最後の世代だと思う。

 地面に小さな穴を掘って、そこにビー玉を落とす訳だが

落とす過程で友達のビー玉に当てると、当てたビー玉がもらえたような気がする。

 

 ビー玉を補充するために近所の駄菓子屋に買いに行く訳だが

そこで友達がビデオゲームというか、アーケードゲームをしているのを発見する。

 

 

 

 ペンギンが氷を飛ばす『ペンゴ』は今でも面白いと思う。

 制作会社はセガだったと思う。

 まあ、でも息抜き的なゲームだし、

友達と頭を叩いても痛くないプラスティックのバットとゴムボールで

草野球をする方がまだ面白かった。

 

 

 

 

 

 

 お父さんが旧国鉄で働いている友達の家に遊びに行くと

そこにもビデオゲームがあった。

 

 エポック社のスーパーカセットビジョンだったと思うが

これがまた微妙に盛り上がらん。

 木こりの与作だったか

 『あの上から落ちてくるのは毛虫なのか?』

 『木の枝じゃないのか』

 『どっちにしてもやられるのか』

 『いのししに体当たりされて死ぬのか』

 

 

 

 

 

 ゲームウォッチや、ドラえもんのドンジャラを経て

花札を作っていた会社がテレビにケーブルをつないで

ゲームをしようと言い出した。

 

 

 子供心に

(あのバナナうまそうだな)とか

(あの赤い果物は、りんごなのかトマトなのか分からん)とか

思いながら遊んでいた訳だが

12面あたりをクリアしてもゲームオーバー、つまり終わる気配がない。

 

 ドンキーコングJrは1面~4面までクリアして一応、終わりで

あとは同じ構成で1面~4面までをプレイするわけだが

12面ということは同じ1面~4面を3回クリアしても

終わる気配がなく無限ループしている訳だが

エンディングがあるわけでもなく

多少、難易度が上がっている気はするが、最後のボスもいなく

小学校低学年の私でもさすがに飽きてきて

途中で自らポーズボタンを押し、電源を(ブチッ)と切り、

小学校の校庭へ、友達と遊ぶ約束はしていないが

(誰かいないかな?)とあてもなくのぞきに行ったもんです。

 

 

 

 

 

 トランプを作っていた会社が今度はフロッピーディスクで

遊ぼうと言い出した。

 平成元年(1989年)ごろ、『ディスクカードはそのままで

500円でゲームの中身が書き換えられるよ』と。

 (そんな金ね~よ)と子供心に思った。