頂仙岳 | 空と海・・・ときどき山のブログ

 

 前回に引き続き、今回も大峯七十五靡の一つを山行。

 日帰り登山なので夕暮れ時までには帰れるように歩く。

 過去に歩いた熊野古道の大雲取越えも、

小雲取越えも両方とも往復して帰ったが

途中で日が暮れて暗闇の中、山ん中を歩いたのはさすがに肝を冷やす。

 

 

 天川村役場の駐車場をお借りしました。

 そこから川沿い(天の川)を歩き、天川健民運動場の先を右へ曲がる。

 他の登山者はいなく、鮎釣りの人なのか私を見て

(こんな真冬に登山かよ)みたいな顔をしていたような・・・

 

 

 民家の裏庭みたいな所を歩く。

 初めて来ると、右も左も分からない。

 

 

 しばらく山道を歩き、写真の林道と合流し、少しだけ歩いて

再び山道へ入っていく。

 この林道は崖くずれで行き止まりになっていたが

なぜか私は帰り道にその行き止まりの先から帰ってきた。

 自分から意図的に林道歩きを選んでしまったんだな、きっと。

 

 

 

 長い距離を歩いていると避難小屋のような建物がある。

 たしかこの先で道に迷った。

 

 

 


 冬場の登山は、歩いていたときに汗を拭いたタオルが

休憩時にキンキンに冷えて首に巻いていると風邪を引きそうになる。

 

 日帰り登山は、行き(往路)で片道何時間かかったか覚えて

帰り道に何時間かかるか計算する。

 帰り道の方が所要時間が短い場合が多いが

山岳遭難は、帰り道に多い。

 

 

 

 今回も途中から雲行きが怪しくなったが

前回と違うのはしばらくすると天候が回復した。

 

 

 

 雪はパラパラ降っていたが、すぐに止んだ。

 写真中央よりやや右下に看板が写っています。

 

 

 

 便宜上なのか、この看板の地図は東西南北が逆に表示されている。

 地図でいうと右下 天川村川合から左上 ピンクの目印 高崎横手まで

来ている。

 ・・・来ている、というか目的地の頂仙岳を完全に行き過ぎている。

 地図の全体を見渡すと、過去の山行で訪れた狼平避難小屋がすぐ近くにある。

 弥山川遡行コースがなつかしい。

 前回の記事の前鬼山は地図の一番上にあるので大峯山脈でいうと南部に位置する。

 

 看板の写真を撮っていると背後で声が聞こえた。

 175cmぐらいの高身長な女性がぶつかりそうになり

そのまま忍者のように消えていった。

 何週間か前の大普賢岳ですれ違ったような気がする。

 

 

 

 

 歩いていた登山道脇の頭上に山頂があったが、正式な登山道が見つからず

山の急斜面を強引に登らざるを得なかった。

 そして、1717mの頂きは必死で見つけたが、

奥駈修行の碑伝(ひで)の集団は見つからなかった。

 碑伝の集まりは見つけられなかったということは

だいぶ手前の分かれ道からこのこじんまりとした山頂を目指すのだろう。

 

 

 (記録は往復)

 距離 23,17km

 歩数 37,987歩