全龍寺 | 空と海・・・ときどき山のブログ

 和歌山県新宮市千穂にあります全龍寺は

堀内氏屋敷跡だそうな。

 

 お寺の説明板を読みました。

 

   新宮市指定文化財

  史跡 堀内氏屋敷跡 指定年月日 昭和39年6月8日

 戦国時代から近世初頭にかけて奥熊野地方を支配した堀内氏の

平城跡。

 周りが五町ばかりあり、四方を水堀で囲った屋敷であったようだが

現在は裏手(西方)と北方の一部にその名残の小川が残るのみである。

 堀内氏善(うじよし)は天正19年(1591年)、豊臣秀吉から熊野総地の支配権を

許され、約六万石を領したが、関ヶ原の合戦で西軍に参加したため敗北した。

 堀内氏の勢力と新宮城下町形成期の支配形態を考えるうえでも貴重な

史跡である。

 平成12年3月                          新宮市教育委員会

 

 

 賽銭をしようと思ったが、夕刻5時近くだったため

門扉は閉められ、賽銭箱は見当たらなかった。

 失敬して写真を撮っていると住職らしい人がどこからともなく現れ

『こんにちは』と私が挨拶すると住職らしい人物は

(ん?)といった感じの表情で何も言わずに去っていきました。

 

 

こういうときのために何を祭っているのかちゃんと確かめるべきであった。

庚申像なのか、不動明王か、空海像か、はたまたお地蔵さまか、役行者像か。

 

 

多分、ご神木でしょう。

 

 

城壁のような雰囲気を感じる。

『周りが五町ばかりあり・・・』と看板には書いてあったから

一町は約109m×5=545mぐらい周囲があったのかしら。

 

 これが水堀の名残かしら。