今回で八鬼山登山日記は終わりですが、
正直にいいますとまた行きたいです。
峠の片隅に小さい角柱の道標が
立っている。
正面 「右 みきさとみち
左 くきみち」
左側面 「大正十五年 五月建立
九鬼村役場」
九鬼村は、九鬼水軍発祥地
尾鷲市九鬼町である。
当時、村役場が道標を立てるほど
この道は通行者が多かったようだ。
鉄道が開通するまでこの峠道は「生活道路」として
欠かせない道であった。
「右 みきさとみち」は荒神堂を経由し、
頂上の八鬼山峠(三木峠ともいう)へ続く熊野古道である。
八鬼山峠(標高627m)へ達すると、江戸道と明治道に
分岐し、いずれの道も尾鷲市三木里町へ下っていく。
歴史は1300年さかのぼる。
大宝二年(702年)
修験者である阿闍梨返昌院仙玉法印
(あじゃりへんしょういん せんぎょく
ほういん)の創基と伝えられ、
一時衰退したが
天正五年(1573年~)
権大僧都 各真法印
(ごんだいそうず かくしんほういん)が
中興した。
お堂の中には高さ約1mの三面六臂の「石像三宝荒神立像」がある。
この荒神堂は西国三十三ヵ所第一番札所の「前札所」として
八鬼山越えの巡礼が道中の安全を願って参拝した。
太平洋戦争中は尾鷲や近隣の人たちが武運長久を祈願して
にぎわった。
この辺りが八鬼山峠(三木峠)の頂上(標高627m)だそうで・・・
この辺に『ゴトゴト石』と呼ばれる花崗岩の巨石がある。
実際はこの先にある『健康とゆとりの森 芝生の広場』から
志摩半島~那智山の山並みまで
熊野灘の大パノラマが眺望できる。
私は見逃しました。
尾鷲市向井側が始点です。
2014年1月27日(月)
所要時間 2時間1分
歩数 6794歩
歩行距離 4,14km
次回、来るときは三木里側から
登りたいです。