八鬼山登山 ④ | 空と海・・・ときどき山のブログ

 

 今回で八鬼山登山日記は終わりですが、

正直にいいますとまた行きたいです。

 


九鬼峠   ここは九木峠(標高522m)である。

 

  峠の片隅に小さい角柱の道標が

 立っている。

 

  正面 「右 みきさとみち

       左 くきみち」

 

  左側面 「大正十五年 五月建立

        九鬼村役場」

 

  九鬼村は、九鬼水軍発祥地

 尾鷲市九鬼町である。

 

 

 

 

 当時、村役場が道標を立てるほど

この道は通行者が多かったようだ。

 

 鉄道が開通するまでこの峠道は「生活道路」として

欠かせない道であった。

 

 「右 みきさとみち」は荒神堂を経由し、

頂上の八鬼山峠(三木峠ともいう)へ続く熊野古道である。

 

 八鬼山峠(標高627m)へ達すると、江戸道と明治道に

分岐し、いずれの道も尾鷲市三木里町へ下っていく。

 


荒神堂
  ここに八鬼山日輪寺があり

 歴史は1300年さかのぼる。

 

  大宝二年(702年)

 修験者である阿闍梨返昌院仙玉法印

 (あじゃりへんしょういん せんぎょく

 ほういん)の創基と伝えられ、

 一時衰退したが

 天正五年(1573年~)

 権大僧都 各真法印

 (ごんだいそうず かくしんほういん)が

 中興した。

 

  

 

 

 お堂の中には高さ約1mの三面六臂の「石像三宝荒神立像」がある。

 

 この荒神堂は西国三十三ヵ所第一番札所の「前札所」として

八鬼山越えの巡礼が道中の安全を願って参拝した。

 

 太平洋戦争中は尾鷲や近隣の人たちが武運長久を祈願して

にぎわった。

 


山頂

 この辺りが八鬼山峠(三木峠)の頂上(標高627m)だそうで・・・

 

 この辺に『ゴトゴト石』と呼ばれる花崗岩の巨石がある。

 

 実際はこの先にある『健康とゆとりの森 芝生の広場』から

志摩半島~那智山の山並みまで

熊野灘の大パノラマが眺望できる。

 

 私は見逃しました。

 


ガラケー
  今回は二つ折り携帯で計測。

 

  尾鷲市向井側が始点です。

 

  2014年1月27日(月)

 

  所要時間 2時間1分

 

  歩数     6794歩

  歩行距離  4,14km

 

  次回、来るときは三木里側から

 登りたいです。

 

ペタしてね