八鬼山登山 ② | 空と海・・・ときどき山のブログ

 

 熊野古道 八鬼山越えは『西国第一の難所』といわれ、

旅人に恐れられていた。

 

 降雨が多い地域に加え、昔は険しい峠越えの山道の途中に

オオカミや山賊が出没したからだという。

 


行き倒れ巡礼碑

 その昔、旅人は伊勢参宮を無事に終えると

田丸(三重県玉城町)で巡礼姿に改め

西国第一番札所の那智山 青岸渡寺を目指した。

 

 旅人が八鬼山越えの途中で倒れても

村人たちは国元へ訃報を出し

地元の負担で手厚く仮葬し、初七日の供養も怠らなかった。

 

 八鬼山道には四基の行き倒れ巡礼供養碑が残っている。



石畳

 八鬼山道は石畳道が多い。

 

 行くときは気付かなかったが、帰りに通ると

案内板にも書いてあった『ゴットン石』があった。

 


旅籠場
  石畳道を進むと森の中に入り

 『籠立場(かごたてば)』と

 いわれる広場に着いた。

 

  紀州藩主や巡見使(じゅんけんし=

 地方政治の良否を視察した役人)が

 籠を止めて休憩した場所です。

 

  推定樹齢三百年のひのきが

 あります。

 

 

 

 

 次回に続く。

 

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