伊勢路 馬越峠 ③ | 空と海・・・ときどき山のブログ

 

 前回からの続きです。

 

 馬越峠 山頂には石碑が立っております。

 

 以下は、案内板から転載。

 


かりょうえんとうおつくひ
  「夜は花の上に音あり山の水  桃乙」

 

  嘉永七年(1854年)寅春

  可涼園社中(尾鷲地方の弟子たち)が

 俳諧師 可涼園桃乙をしのんで

      (かりょうえんとういつ)

 建立した句碑である。

 

  自然石を俳句の短冊のように彫り

 その中に桃乙の句を陰刻してある。

 

  桃乙は近江国(滋賀県)の俳人で

 嘉永五年に熊野巡遊の旅に出て

 尾鷲地方に約一年滞在し、

 地元の人たちに発句(俳句)を指導した。

 

 

 翌六年の秋に新宮へ旅立ったが、

馬越峠越えで次の句を残している。

 

馬越坂にて

 「くつはむし道に這いでよ馬古世坂」

 

 嘉永七年は、十一月に改元され『安政元年』になった。

 

 前年の六月は、アメリカのペリーが国使として

軍艦四隻を率いて浦賀に来航している。

 

 昭和50年4月26日、尾鷲市有形文化財(建造物)指定。



巨岩
  可涼園桃乙(かりょうえんとういつ)句碑

 の辺りから下へ下って

 尾鷲市内の方へ行くルートと

 天狗倉(てんぐら)山へ登って行くルートに

 分かれます。

 

  登山コースと下山コースが

 選べるのはうれしいです。

 

  写真は巨岩の上に生える木。

 

 

 

 

 

 

 


看板裏

 天狗倉山へと登ると色んな景色が見られるわけです。

 


がんばれ
  さあ、今日も(明日も)

 がんばりますか。

 

 

 

    ペタしてね