正式名称は、「紀三井山 金剛宝寺 護国院」です。
西国三十三所観音霊場巡り 第二番札所です。
日本さくら名所百選に選ばれております。
写真は全て昨年のものでして、桜の開花は3月下旬~4月上旬です。
まあ、しかし過去の経験から致しますとお会いした観光客の方の中には
半年前から旅行の行程を組んでいた方もおられましたので
予定を計画されるなら早い方がいいと思います。
紀三井寺は西暦770年、唐(今の中国)の僧、為光(いこう)上人によって
開かれました。
東シナ海を渡って到来され、諸国を巡り、名草山の麓に一宿した際、
山の頂上付近で金色に輝く千手観音と出会われました。
そして、上人は自ら十一面観音の尊像を彫られ、草庵に安置し、
紀三井寺を開創されました。
楼門(国指定重要文化財)
1509年 室町時代建立
何度か修理され、桃山様式を残す。
ランマには鮮やかな牡丹と蓮の彫刻が
彫られている。
金剛力士像を安置している。
1449年 室町時代建立
1441年倒壊した際に再建。
本瓦葺三間多宝塔
下層は四本柱の方形、
上層は十二本の柱を立て、
高欄をめぐらせた円形。
室町中期の様式。
五智如来をまつっている。
1588年 安土桃山時代建立
桁行(けたゆき)三間
梁間(はりま)二間の
入母屋造(いりもやづくり)
本瓦葺(ほんがわらぶき)
袴腰(腰板張りの下層)
建物の中に梵鐘をつるしている。
1588年 安部六太郎によって再建。
1759年 江戸時代建立
入母屋造
正面唐破風と千鳥破風
秘仏本尊の十一面観音、千手観音像
などは現在、裏手の大光明殿に安置
されている。
入口の楼門をくぐりまして、そこから
231段の急峻な石段を上がりますと
境内になります。
早咲きの桜(ソメイヨシノ)が有名です。
救世観音宗の総本山です。
写真はすべて昨年、撮影したものです。
画像が表示されるのに時間がかかる
でしょう。
「ふるさとを はるばるここに きみいでら はなのみやこも ちかくなるらん」
春の訪れが待ち遠しいですね。