今日の名馬② | やわらかな光 ~ヤングパーソンクラブの部屋~

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●ブロードアピール

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●36戦13勝

●父 Broad Brush
●母 Valid Allure
●母の父 Valid Appeal


●主な実績
 ガーネットS(GⅢ)
 シリウスS(GⅢ)
 シルクロードS(GⅢ)
 プロキオンS(GⅢ)
 根岸S(GⅢ)
 かきつばた記念(GⅢ)




デビューが大きく遅れた同馬は5歳(現4歳)の秋になった1998年9月12日、4歳上500万下(札幌競馬場札幌・芝1200メートル)のレースで初出走し、8番人気という低評価ながら3着と好走する。続いて連闘で4歳上500万下(札幌・ダート1000メートル)のレースに挑むと、評価を2番人気にまで上げ、2着と着差 ハナ差の接戦を制し初勝利を挙げる。

その後、4歳上500万下の堀川特別(京都競馬|・芝1600メートル)にて鞍上に岡部幸雄を迎え2番人気に評価されるも11着と惨敗する。

ここまでの戦績だけで判断すると芝は不向きと思われるが、その後関西での500万下から900万下の芝のレースを4連勝し、その次走に選んだ京都牝馬ステークスでも負けはしたものの3着という成績を残し、芝の適性を証明することとなった。一方で、これらは後年ダート路線で活躍することとなる当馬の路線転向が遅れた要因の一つにもなっている。

その後も芝コースの重賞で好走を続け、初勝利戦以来ダート戦を使うことはなく、第5回シルクロードステークスで重賞初勝利をあげたが、このレースが芝での最後の勝利となった。

高松宮記念 8着、マイラーズカップ12着と惨敗を喫した後、2000年5月14日初勝利戦以来のダート戦となるオープン特別の栗東ステークス(ダート1200メートル)に出走すると、牡馬を含めても最高斤量57㎏でしかも6番人気という低評価でもあったにもかかわらず鋭い追い込みでエイシンサンルイス、サウスヴィグラスらを破ってレコード勝ちを収めた。

しかしこの時点で陣営はダート路線への転換をせず、函館スプリントステークス、キーンランドカップ(当時はオープン特別)、スプリンターズステークス、スワンステークスと4戦続けて芝のレースを使い続けたがいずれも勝利を収めることは出来なかった。なお、スプリンターズステークスではダイタクヤマトの4着という成績を残している。


ブロードアピールの転機ともいえるのが、3戦目のダート戦となった第14回根岸ステークスである。デビュー以来ダート戦では2戦2勝であったが、芝のレースを重点的に使われそれなりの成績を残していた為、当時「ブロードアピールがダート馬」というイメージがファンの間であったかどうかは定かではない。しかしながら前述の栗東ステークスでのレコード勝ちという実績もあり1番人気に支持されることとなった。

鞍上にシルクロードステークスで騎乗した武幸四郎を起用してのレースは最後方からのスタートとなり、先頭が残り400メートルの標識を通過する直前まで最後方に位置していたが、そこから後に鬼脚と呼ばれる末脚を見せる。直線だけで7馬身以上離れ、更に200標識通過時点で5馬身ほど離れた先頭を差しきり、逆に2着のエイシンサンルイスに1 1/4差をつけて重賞2勝目を飾った。

このときのレースがあまりにも衝撃的であったためか、JRAにおける2007年の年間キャンペーン「FEEL LIVE」の特設サイトでおこなわれている「FEEL LIVE ベストテン」と称するレース投票企画では、用意されている20候補のなかにブロードアピールが勝利を収めた第14回根岸ステークスも含まれている。


大外のオレンジの帽子に注目


以降もダート短距離のレースを走り続け、8歳になった2002年の年明けにはガーネットステークスを勝利する。JRAで8歳牝馬が平地重賞を勝ったのはこの馬が初めてである(交流重賞だが、後に牝馬のメイショウバトラーが平地重賞マリーンカップを8歳、9歳時に連覇している。)。
そしてその年のドバイゴールデンシャヒーンにも参戦し、5着という戦績を残して引退した。
GII以上での最高着順は第1回JBCスプリントでの2着。

ダートのレースでの安定感は抜群であった。
引退レースとなった前述のドバイゴールデンシャヒーンでの5着を除いたダート戦においては全て3着以内を確保しており、日本国内でのダート戦では全て3着以内を確保しているが、その内訳も1着7回・2着2回・3着2回と勝率にして63%・連対率にして81%にもなる。
直線での末脚に賭ける追い込み馬は、その末脚が不発だと大敗を喫するケースがあることを考慮に入れると、この数値は優秀である。

ブロードアピールは短距離路線を中心に使われ、1600メートルを超えるレースには一度も出走していない。ダート戦に限定すると全て1400メートル以下のレースに出走している。

<ウィキペディアより>




ユーチューブやDVDでこの馬の追い込みを見るたびに
いまだに鳥肌が立ちます。
この馬の追い込みは今後も伝説として語り続けられるでしょう。


===ライブ告知===
『CITY LIGHTS#51』
◆6月27日(日)18時30分~
◆CROWBAR(徳島県徳島市銀座)

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