3月2~3日はIさんの命日。
独り暮らしだったIさんは55歳、
大阪プールの監視員をしていました。
いつも私のレッスンが終わる時間とIさんのバイトが終わる時間が同じだったので、仕事が終わるとよくお茶に誘われました。
Iさんはいつも太っ腹でバイト仲間を誘ってはタクシーに飲み代にお茶、いつも奢ってくれました。
Iさんは糖尿病を患っているのに大酒飲みでとても元気でしたが、段々とほんの少しの距離を歩くのも辛そうにして、足の傷がプールサイドを歩くとしみるとか、ラジオ体操の手が上がらないと言いながらも気持ちだけは元気にいつも頑張って働いていました。
Iさんが亡くなると、Iさんのスタッフ紹介の写真が撤去されたので、私はその写真を拾ってきて形見として今でもずっと家のリビングに大切に飾らせてもらってます。
大阪プールは一昨年から経営者が変わり、もうIさんの事を知る人も少なくなってしまいましたが私はこの時期になるといつもIさんの事を思い出します。
Iさんと最後に会った日、
Iさんは何故か私にお弁当を作ってきてくれました。
お弁当をいただいた後、お腹いっぱいの私をロイホに連れて行き、いらないと言うのに「たまには良いじゃないですか。」と、コーヒーとチーズケーキのセットを無理やり食べさせてくれました。
ロイホでは、私はIさんに将来の夢を語るとIさんは色々と難しい事を教えてくれました。
すごく心に残る言葉だったので何かあるときはIさんの言葉をいつも思い出します。
あれから4年、私は何も変わってませんが、毎日楽しく過ごしています。
今日はお花を買って帰ってきました。