「そして、海の泡になる」
葉真中顕
2023.12.30
朝日文庫
近年この人の小説を心待ちにしている。
「絶叫」を読んでから、既出の作品を探しては読んだ。
すごい作家が出てきたなあと思っていた。
どの作品も引き込まれる。
帯に「社会派ミステリー」とあるが、
どの作品も世情を織り込みながらのもので、
そこには共感するものが多い。
そこらへんも「うまいな」と思う。
実在の人物がモデルになってはいるが、
あくまでもフィクション。
で、
またやられました、どんでん返し。
「そう来たかあー」
絶対に何か仕掛けられてるの、
わからないのよね。
既に次が早く読みたくなっている。