昔々、そのまた昔。
神々と私たちは、
とても仲良く暮らしていました。
ところが、
そんな、とても幸せな世界に、
ある日、
悲しい出来事がおこりました。
それは、神様と私たちが
文字を生み出すゲームをしていた時です。
私たちが
「人」という文字を思いついたのです。
それを神様に伝えた瞬間、
神様は慌てました。
なぜなら、その文字は、
それまで、神様と一緒だった私たちを、
神様から切り離し、
別の存在にしてしまった文字だったからです。
でも、時すでに遅し…です
なので、神様は慌てて、
その文字の下に「間」という字を付けて、
「人間」という言葉を作りました。
でも、私たちが
神様から切り離されてしまった事実を
変えることは出来ません…
それ以来、私たちには、
神様の声が
聞こえにくくなってしまったのです。
これは、以前、
とある非常に力のあった
依り代の方から聞いた
とても切ない話です。
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