細太郎です。

 

超ド田舎ってどんなところって思う人もいるかもしれないが…、文字通りド田舎なのである。

東京からみて、田舎と言えば「チバラギ」に代表されるところも田舎かもしれんがね、あんなのまだまだだ。

まず、道に信号がない。

幅5メートルあるかないかの田んぼの真ん中にある道路が、県道だったりする。

河川沿いはおそらく河岸段丘で成り立っていて、堤防から田んぼ、微高地に今では古民家というタイプの家が数軒まとまっていて、しかもその家は同じ苗字だったりする。遠い昔に分かれていても親戚らしく、じゃあいつぐらいときけば、

「9代前かな」

もはや他人だろう。

段丘面にまとまって集落があったり、段丘上の家を「上」と表したり、川沿いは文字通り「圷」だ。段丘にへばりつくようにある一軒家もけっこうある。隣の家までお~いで済む距離じゃない。ちょっと隣まで行ってくるが、30分以上だったりする。

もちろん、鍵なんかかけないし、知らん人間が歩いていようものなら、

「あんた誰、どこんちのひとだっぺ?」

とくる。一度、

「四里四方誰が住んでいるかわかる」

とどっかのじいさんが話しているのを聞いた時は驚いたとかそんなものじゃない。

「すずきさんげでよめがきたってけどよ、ばっちむすこけ?」

「ばっちむすこって、美都の高校さいくのに下宿してたっていって、そのまんまけえってこなかったって話だっぺよ」

「んだ、ここにいてあとついでたんぼやるとおもってたがよ~」

どこの鈴木さんだと思ったら、山一つこえた集落の鈴木さんだったってはなしは、よくあることだ。苗字だと思ってきいていたら、

「地名に住んでいる親戚」

のことだったというのもよくある話だ。苗字だと思って聞いていたら、地名だったなんていうのはあたりまえだ。

ここでは鈴木さんというわかりやすい名字でいっているが、実はもっと田舎あるあるな苗字だったりするんだよな。

ぽつんと一軒家じゃね?じゃねえよ、これが立派に「市」だったりするところが田舎あるあるの一つだよ。

ちなみに、こういうとこの高校って、昔からある伝統校がかつては農業高校だったり、女子高には家政科があったり、頭のいい子は通いきれないので下宿をするというのだ。

そうだよ、バスなんかたまにしかこねえんだよ~!!

はい、つづく

 

*「四里四方誰が住んでいるかわかる」は実際作者が公共団体の臨時職員をしていた時に耳にしたマジな言葉ですがな。1里はだいたい4キロね。しかも四方だから半径16キロで円をえがいた範囲だ。( ^ω^)・・・