細太郎です。
外国人をおちょくりりつつ牡丹鍋を完食。
「そういえば、このイノシシ誰が獲ってくるんですか」
宿の主人に聞けば、
「自分でも獲りに行きますけど、たいていは頼んでいる猟師さんですよ、熊に気をつけてくださいって言ってるんですけど」
「出るの?」
「出ませんよ、まだ」
と、にたあと笑う。これだから藤川家の人間は…。女の子以外にも獣も狩るのか。
「出たら出たで、熊肉も出そうかなって」
げっ。そこへ
「ノリオちゃん、今日牡丹鍋ですって、全く藤川家の一族ときたら野蛮なんだから」
というオバサンの声が聞こえてきた。
「全く、こんな豚のご先祖なんて…」
食堂に入ってきたのは、超絶バカ殿とそのご生母さまだった。。。
「いやなら食わなきゃいいだろうが」
藤川先生がおしぼりを叩きつけると、不機嫌な顔で食堂を出ていってしまった。
息子の一人が杉内家に婿養子に行ったがいびられていて、未だに当主にもなれずにほぼ隠居状態になっていることに藤川家のご隠居がかなりご立腹だそうで、孫とはいえこのバカ殿を嫌っている。
というか、いつの時代の話だよ。。。
「ま、親が親なら子もこだこと」
ばばあ(ついにばばあになってしまったwww)はぷりぷり。。。
「ま、いいわ、いただきましょう。。。ノリオちゃん、早くお怪我を治しましょうね」
超絶バカ殿は黙って箸をとり、ちらっと俺たちを一目みると何も言わず黙々と鍋をつついている。
「ノリオちゃんって…」
しんいちが吐き出すようにつぶやく。
「なんであのばばあは、藤川先生をあんな風にいうんだ?」
たかひろが疑問を投げかけると、ばばあがきっとにらむとふんを鼻を鳴らして、また鍋に向かった。
「う~ん」
宿の主人は
「あとで教えたる」
とこっそり耳打ちしてきた。
いったい、何があったんだ?