細太郎です。。。
杉内家は外様だが、一応大名家だった。大名家のお姫様は結婚してもお姫様とよばれていて、ババアになっても姫なんだそうだ。
おいおい。。。ホストクラブかよ~。。。
バカ殿の母親で藤川先生の叔父さんがそこの娘と結婚して養子にいった。そこで、種馬扱いされ婿いびりされていることだけは、俺たちも知っている。偉そうに尾羽打ち枯らす寸前だっていうのに元大名家の華族だってことを鼻にかけている。
早い話、金持ちの藤川家との縁を結ぶための結婚だったらしいが、じゃなんでそこまで婿いびりをする。叔父さんはほぼ別居状態で、東京のマンションに独り暮らししている。それゆえ、ご隠居は絶対に許さんといって、バカ殿も孫なのにかわいがっていない。
でも叔父さんはもう一人の独身の弟いっしょに遊び暮らしているけどな。。。しょーもねえ。。
ババアも離婚してやれと思うが離婚しない。夫の遺産が欲しいのか…ってまだ死んでいねえな。
顔が杜けあきの奥方様は、ババアがちらちらにらんできても一向に気にしない。
「気にならないんですか?」
と、小声で訊いてみても意味深にほほ笑むだけで何も答えない。
「顔コンプ以外に、学歴コンプとか?」
と腹黒しんいちが言ってみるも、
「まあ、最終学歴は一応ハーバードですからねえ、私」
と、お前らだってかなうまいとさらにまたも意味深に笑う。
ハーバードって、東大経済学部じゃなかったなんですか?」
「何言ってるの、私KOですよ、悠樹くんと一緒、ずっと幼稚舎からKO。神宮ではDASHKO当たり前ですわあ。コンバットマーチなんかくそくらえ」
ととんでもない発言をして、都の西北大学にいったタカヒロをぶちのめした。
それを聞いていたババアは、
「これだから成金は…。わたくしのようにクニハウス大学の方が格が上ですわ」
と自分がやんごとない方々と同じ大学を出ているのか、ぷんと毒を吐いた。。。
やっぱ、学歴コンプじゃんとしんいちも小声で毒づいたが、顔が杜けあきの奥様は、
「それだけじゃないのよねえ」
と笑みを浮かべるのをやめて、憎々し気なあっちのババアに一瞬目をやったが、
「おいしく出汁がとれてるから雑炊にしましょう」
と明るい声を出して調理室の方に声をかけた。
なんだろ、複雑な気分がしてきたぞ。