午後三時の情景 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

親知らずを抜いた日の午後


リビングの照明を

付けていなかったので

ぼんやりした視界に

窓の外のライムグリーンがゆらゆら


でも僕の心を揺らすまでもなく

ただそこにあった


妻は韓国ドラマを

字幕で観てくれていて

台詞で心があちこちに

寄り道しなくて済むから助かる


僕のぼんやりには

歯科での麻酔がまだ少し

貢献しているのかも知れない


色んな偶然が重なって

ぼんやりの時間は

指で掬った水飴のよう


指を舐めると

なんの味もしなかった