午後五時の情景窓の外では枝葉が西日を分け合うようにやさしく揺れるこんな時はコーヒーを淹れて大好きな曲を大きな音で聴きたいところだけど夏休みで帰省した次男にソファを占領されているから邪魔にならないような音量でピアノソロの曲をかけるそして「コーヒー飲む?」なんて声を掛ける今二人の時間は別々に流れているけれど同じ味と同じ香りが体を流れていく「午後五時半の情景」そして君はコーヒーを飲み干してピアノを弾き始めた