クラシックを聴きに来た小鳥クラシック音楽を聴きながらドレープの多いカーテンが揺れる様を眺めているとなんの脈絡もない人生の断片がコマ送りみたいに頭の上で映っては消えるクラシック音楽は何百年も前の人々の善意が紡いだ織物人生は今ここにあると教えてくれる窓の外では小鳥が軽やかな旋律のように枝を行き来する君の生きるも今そこ僕が挨拶しようとカーテンを引くと風のように何処かに消えた