餡 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

冷凍していた饅頭を

電子レンジで温めて食べたら

舌を火傷した  


熱々の餡ほど恐ろしいものはない

饅頭よりも僕の考えの方が甘かった


甘さを感じると同時に

痛みがやって来て

甘さが去った後にも

痛さはそこに居続ける


何度も同じ経験をするのは

もちろん愚かだけど


愚かさの奥底に

得体の知れないものが棲んでいて

ずっと腕立て伏せをしているような

そんな気がしてならないのは


残ったほんの少しの甘さを

舌が探しているからだろう