思い出せない夢 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

夢を見ながら

これは今後の人生の

指針となる夢だから

一語一句漏らさず

覚えておこうと思っていた


そして目覚めると

きれいさっぱり忘れていた


なんとかして思い出そうと

五十音をひとつずつ検証していく


この方法で思い出せない人の名前を

何度も見つけたことがある


だけど今回は無理のようだ


薄目にして口をほんの少し開いて

手の平を天井に向けて

指先の力を抜いて耳を澄ます


気持ちいい


だけど何も思い出せない

そして寝てしまいそうになる


なんだったかな