夏の残り香 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

夏はもう行ってしまった

秋はまだ来ていない


夏の残り香にすがるように

風は雲を呼ぶけど


いつだって雲は

また来るよと言って

もう来ない


諦めきれない風は

優しく強く木の葉を擦るけど


どの夏にも届かず

ただ青虫に睨まれるだけ


去る者は追わない僕だったけど

この頃は歳のせいか

風の気持ちがよく分かる