夏の残り香夏はもう行ってしまった秋はまだ来ていない夏の残り香にすがるように風は雲を呼ぶけどいつだって雲はまた来るよと言ってもう来ない諦めきれない風は優しく強く木の葉を擦るけどどの夏にも届かずただ青虫に睨まれるだけ去る者は追わない僕だったけどこの頃は歳のせいか風の気持ちがよく分かる