みんな揺れている | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

風のない川面は

穏やかで艷やかだった


潮が満ちて河口から遡る波は

川底からゆったりと押し返す


電線や四角い建物は

みんな曲線になって揺れている


「せんたく物を干す」というメモは

干しなさい又は干して下さい

と書く方がいいんじゃないかと

君に言いたかったけど言えなかった


きっと君も僕も

干したせんたく物も

川面で揺れて


だけどみんなと同じように

川上にも海にも

行くことはない