ふるさと | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

アスファルトの上で
大きなバッタを見つけた

そこはバッタが佇むには
あまりに危険な場所だった

僕は手ごろな棒を見つけて
バッタに差し出した

「どうするの?」

君は心配そうな声を出した

「ふるさとへ帰してあげる」

僕は棒にバッタを乗せて
草むらで下ろした

「そこがふるさとなの?」

「虫といえば草むらででしょ」

「そうだね。家族に会えるかな」

「それは間違いなく会えるよ」

「どうして?」

「どうしてだろうね」