ふるさとアスファルトの上で大きなバッタを見つけたそこはバッタが佇むにはあまりに危険な場所だった僕は手ごろな棒を見つけてバッタに差し出した「どうするの?」君は心配そうな声を出した「ふるさとへ帰してあげる」僕は棒にバッタを乗せて草むらで下ろした「そこがふるさとなの?」「虫といえば草むらででしょ」「そうだね。家族に会えるかな」「それは間違いなく会えるよ」「どうして?」「どうしてだろうね」