君と自転車の風② | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

しばらくすると
君が息を切らせながら帰って来た

「風になってきたよ、5キロ走ってきたから」

「えっ、どのルート走った?」

君は自転車にまたがったまま
身ぶり手ぶりで教えてくれた

「それならまだ2キロしか走ってないよ」

「えっ?もう一回行ってくる」

君は行った
なかなか帰ってこない
いくら夏至が近くても
薄皮を重ねるように夜は近付く

でも僕は
心配なんかしていないよ
という姿で枝を切った

でないと心配が心配を産み
大事な枝まで切ってしまいそうだった