時に流されていく鉄の化石 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

歩道橋の階段を上るのは
何年ぶりだろう
いや何十年ぶりか

この街ではもう
歩道橋を渡る人はなく

ひとつふたつと
撤去されるのみ

上からの景色は
どんなだったろうか

楽しみで歩道橋に近付くと
目の前に横断歩道が現れ信号が青

僕は信号待ちしていた人達と一緒に
横断歩道を渡ってしまった

もしも誰もいなければ
僕は歩道橋の階段を上っただろうか