真夏のように暑い日だった
君は僕の手をつかんで
アイスクリーム屋さんまで連れて行く
「そんなに引っ張らなくても
アイスクリームにするって」
だけど君は
僕がドーナツを好きだと知ってるから
ぐいぐいと綱引きのように引っ張る
この頃は手をつないで
歩かなくなったなと感慨にふける間に
もう店の中に入っていた
君はいつもの味
僕はいつも新しい味に挑戦して
50%の確率で美味しいのに当たる
だけど今日はハズレみたいで
君は僕のアイスクリームを
ひと口味見したきり
最後まで手を出さなかった