僕は今日
君を誉めなくちゃならなかった
なのに言いそびれ
すっかり忘れて
たった今
目の前で君は
眠りに落ちた
明日朝起きたら
すぐに言おう
それよりやっぱり
今日じゅうに言えたらよかった
今日じゅうに言いたかった
僕が少し動くと
君は目を開けた
僕が顔を近づけると
「何?」と君は言った
僕はヒソヒソ声で
今日の君は偉かったねと
誉め讃えた
君の瞳がだんだんと
顔からはみ出そうな位に
大きくなって
ゆっくりゆっくり
小さくなって
静かに閉じた
今日じゅうに言えてよかった