三つの月帰り道肌寒い風の中を自転車で銀杏並木のゆるい登り坂視線をなぞればその先に大きな月家に着いて東の窓から眺めるとさっきより随分と小さいなぜだろうどっちの月が本物だろうか僕がこんなに大きかったよと両手をいっぱいに広げて見せた月が本物じゃないのは確かだ