君の朝顔支柱が短すぎて 行き場を失って 絡んでしまったつるを 慎重に丁寧に ほどいて 二階のベランダから 垂らした紐に 巻きつけた 確か朝顔のつるは どちらか一方向に 巻き付くのだった だけど 間違っていても 朝顔は自力で 自分の思う方向に 向かうだろう 君だってそうだ 歩くたびに手を握ってきた 君はもういない だから僕は少し離れて ただ眺めるだけ