今、母の調子が本調子ではなく
今日も午前中に病院へ
水分と栄養の点滴
母が私に気を遣う
ガソリン代ということでお金を渡そうとする
私は受け取りたくなくて
「いらないいらない,そんなのやめて」
「まぁそんなこと言わんと受け取って」
「ほんまにいらんて、たいそうなことしてないんやし」
「私の気が済まんのよ、これからももっと頼みたいことあるから」
「そんなんいつでも言うてくれたらいいやん」
「まぁ受け取ってよ、お願いやから」
と言って
カバンにねじ込んでくるので
そこまで言うのなら、、
みたいな顔つきをして
「ほな、すいません、遠慮なくいただきます」
と言いながら受け取る私
結局のところは、受け取るんだから
最初から貰えばいいんだけどさ
この不毛なやり取りを
6月から始まり
7月は今日このやり取りをした
8月もこの小芝居をするんだろうか
私が子どもだった時に
よく見かけた光景で
「おばちゃんあるあるやなぁ」
と思ってた光景のひとつである
それを今、私がやっている
立派なおばちゃんになれた証だ
NHKドラマ
【家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった】
を観ている
第2話を観て泣いた
パスタを食べながら
母と娘で泣いたシーン
私の今の立場は
我が子たちからすれば母であり
母からすれば娘であり
母親の気持ちもわかるし
娘としてもの気持ちもわかる
上にあげたような
母のこのような気の遣い方は
正解なのだろうか
私は母に気を遣わせるような
人間性なのだろうか
と思っていたけれど
やはり親子と言えど
子どもに迷惑をかけたくない気持ちは
あるんだろう
でも親に気を遣わせてると思うと
少し申し訳なさもあるが
当たり前のように
頼まれごとをすると
なぬ?
ってなっちゃうこともあるだろう
また
ドラマ劇中のお母さんのように
もし、私も病に倒れてしまったら
息子たちはどうやって生きていくのか?
とも考えさせられた
ドラマ劇中のお母さんの気持ちは
痛いほどわかる
我が息子たちは
主人公の女の子のような強さは
持ち合わせていないだろう
そんなこんなで
このドラマは
いろんな感情が刺さる