50代女性のお客様。
3〜4ヶ月前から「右仙骨の上辺り」の痛みが酷く、
特に起床後足を着くとズキン!と腰に響く…と言います。
非常に健康に気を使われていて、食生活も非の打ち所がなく、運動やヨガなどもやられています。
二便正常。頭痛、メマイ、浮腫みも無し。寝つきは良いが夜中に腰の痛みで目が覚めることはある。
甘いものも冷たいものも、添加物も口にしていない。勿論アルコールも…
「これ以上、どうすれば良いのでしょうか?」…悩みは切実です。
…どうやら、自分で自分を「追い詰めて」しまったのかもしれません。
健康への強いこだわりが逆に「ストレス」となって「腰」「股関節」に来たのでしょう。
どこかに「風穴」を開けてあげなければいけません。
ストレスも考慮して、漢方で「坐骨神経痛」の治療をすることに…
お飲みになって3日目…お電話がありました。
「瞑眩と言うか、好転反応ってあるのでしょうか?」
お話を伺うと、飲んで間もなく夜中に仙骨の「激痛」を感じ、眠れなかった。
また朝に痛かったらどうしよう…と思ったが、翌朝3ヶ月ぶりに痛みを感じなかったので驚いた…
「これを瞑眩と言うのでしょうか?」
実は私、これまで「瞑眩」と言うものに出会ったことがありません。
症状が悪化しそうだったり、変化がなければ即座に「漢方を変える」からです。
「瞑眩」とか「好転反応」って言う言葉は、治療する側の「言い訳」だと思っています。
むしろそのような「不快な症状」は出すべきではない…と。
「アトピーの治療」でも、悪化させたらそこで「終り」…だと思うんです。
ワクチンで副反応?勿論、あってはならないことです。当たり前…と思わないでください。
なので、その夜の痛みは瞑眩でも好転反応でもなく、いつもの症状に過敏に反応してしまった…
と、捉える方が正解だと思います。
健康の基本は「自分の自然治癒力」を信じる事だと思います。
身体のすることに一分の狂いもありません。
風邪を引けば「必要だから熱を上げる」のです。なら、温めて「熱を補えば」いいんです。
身体の内なる声(直感と言うか…)に耳を傾け「飲みたい時に飲み、食べたいものを食べる」…
「お肉」が食べたくなったら食べればいいです。喉が乾いたら水分を摂る。
お腹や心が気持ちよく満たされたら、食べるのを止められる。飲むのも止められる。
甘いお菓子が食べたい…でも、際限なく欲しがるのは本当の「身体の声」でしょうか?
ちょっと食べたら、満足してストップできる…
それが本当の「自由人」…だと思うんです。その代表が「赤ちゃん」ですね?
「本能がマヒ」していない状態です。
「健康」の上の世界に、何の囚われも無い「自由」があると思うんです。
そこまでいくと、栄養学も医学的な知識も「邪魔」でしかありません。
それを享受できるのは「選ばれた人」だけかもしれませんが…
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