中医学では「舌下静脈の怒張」…は「瘀血」があって血流が悪い証拠とされていて、よく「駆瘀血剤」が使われます。
しかし店頭でたくさんのお客様を観察していると、舌の裏に静脈の怒張が無くても「瘀血」の所見を見る方もいますし、
怒張していても「駆瘀血剤以外」の漢方薬で取れる方もいます。
20代男性のお客様。
「自律神経失調症」でメマイや機能性ディスペプシアの治療中「瘀血」の所見を見た為「桂枝茯苓丸」をお飲み頂きました。
するとストレスや季節の変わり目でも「自律神経症状」が出なくなり、ご本人も飲んでると調子が良い…とのこと。
古方では「舌診」はしませんが、試しに「舌下静脈」を確認したところ、全く綺麗で問題無し!
普通なら「駆瘀血剤」はスルーされそうですが、私の判断は「瘀血あり」…でした。
子供も例外ではなく「舌下静脈が怒張」しているお子さんがいます。
これは親からの「瘀血遺伝」が多いと思います。
なので、若い男性だからと言って瘀血無し…とは言い切れません。
舌の裏に青紫の静脈がウネウネしているお客様…
ご本人もネットで調べて、合いそうな駆瘀血剤を試してみましたが取れず…
結局「神経をリラックスさせる漢方薬」で、非常にきれいになりました。
つまり、結果的に「瘀血」になっていても、原因は人それぞれ違う…と言うことです。
「原因」が取り除かれないと「駆瘀血剤」を飲んでも血流は完全には改善されません。
単純にはいかないですね?漢方治療は…
「舌下静脈の怒張」=「駆瘀血剤」と「断定」するよりも
まあ、「血流が悪い」と言うサインだろう…くらいに思った方がいいかもしれませんね?
ポチッとよろしく!
にほんブログ村
「オンライン漢方相談」受付中!
「漢方相談スミレ」YouTube配信中!
秋田県大仙市
Tel 0187 62-6415