誰もが気持ちよく楽しく過ごせる居場所! | ブルーアイランド

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青い空を撮り続けながら、日々の出来事や出会いを通じて気づいたことを掲載するブログです。

厚生労働省「患者調査」による、精神疾患を有する総患者数の推移という資料を観たら、精神疾患者数が、平成29年度調査で419万人だったのが、令和2年度調査で614万人(外来:586万、入院:28万)前回より200万人程増加し、30人に一人が、20人に一人という状況に変化していることを考えたら、如何にストレス社会で、相談できないで孤立して精神疾患を罹患している構図が見える化している現実を、どのように社会的課題として解決していくか問われているのである。

 

そのような中、『老朽長屋をどう使う? 「福祉×アート×小商い」で地域の日常に必要なハブ「ヨリドコ大正るつぼん」に』という記事が掲載されていたので、興味をもって読む。

 

以前から家族として単体の福祉関係の事業所に依頼することでの支援の限界を感じていた中で、徐々に同じ建物の中に医療・福祉関係の小規模事業所が複合的に存在することで、その場所が街の人たちのハブ(中核)として、なくてはならない場所になり、色々な困りごとをワンストップで対応してくれる場所として民間が積極的に連携した活動や支援を推進する拠点&ハブとしての存在意義は高いと思える。

 

カフェやアートもその複合施設に付随して設置することで、より日常的に足を運ぶことになり、憩いの場だったり、リフレッシュしたりできることが、現代のストレス社会で孤立社会に対して、求められているのも現実である、

 

北海道河東郡鹿追町に「かしわのもり」という魅力的な福祉事業所があり、一事業所で地域の方達の医療や福祉を如何に支えていくのか、一事業所一機能では支援として限界であることは必然で、現状の家族の暮らしの在り方を考えたら一事業所多機能を持って対応することがより暮らしのニーズに応えられることになるということで訪問看護ステーション・相談支援事業・居宅介護支援事業、認知症対応型デイサービス、カフェも併設されて実施されている複合型施設があり多機能支援モデルとして参考になる。

 

また、神奈川県の春日台にある「春日台センターセンター」という、子供・高齢者・障がい者・住民という多様な人達が集える場所を地域密着の複合的な施設として、民間の事業者が参入してお互いが協力し合いながら日々の暮らしに楽しさを提供する運営をしているセンターがあり、地域のハブとしてのセンターの在り方を提示していると思える。利用したくなるニーズを提供しているセンターなのである。

 

「ケアマネジャーが切り盛りする珍しいカフェを東京都新宿区で見つけた。」という記事があり、お客さんから介護などの相談を無料で受けるほか、地域づくり、街おこしにも力を入れる熱心なお店ということで、ケアマネジャーという専門職に囚われず、もっと活かす展開としてカフェ運営にチャレンジされる。

「街なかに、どんな人でも気軽に立ち寄れる場所が欲しい。介護・福祉・生活全般の相談をもっと気軽にできる場所を作りたい。辿り着いた答えがカフェだった」

 

宮崎市にもこのような複合的な福祉をメインにした施設を小規模の事業所が協働して運営できるように働きかけて、障がい者・子供・高齢者・住民など誰もが気持ちよく楽しく過ごせる居場所として、新たな地域密着の拠点を構築したいものである。

 

「かしわのもり」

https://kashiwanomori.jp/...

「春日台センターセンター」

https://aikawa-shunjukai.jp/kcc/...

「ヨリドコ大正るつぼん」

https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_01294/

「ケアマネジャーが切り盛りする珍しいカフェ」

https://www.joint-kaigo.com/articles/12631/...