歴史の話:名前「諱」(7) | youkiさんのブログ

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実は。日本においては先祖と「同じ漢字」を使わない。と言う中国の慣習は定着しなかった。逆に積極的に使い始め。先祖と同じ「諱」を名乗ることを「先祖返り」として好ましく思うと言う風潮がある訳です。


かなり。時代は下りますが。

戦国時代の名将として。名高い「独眼竜」伊達政宗。伊達家中興の祖とされる先祖の「諱」を継承しています。

今でも。親戚で同じ「漢字」を代々使い続けているとかないですか?

フィギュアスケートの「織田信成」選手。彼はそれこそ「織田信長」の末裔ですし。「信」の字がおそらく代々使われて来たことでしょう。

こう言った「縦の系字」を。中国風の「横の系字:列系字」に対して「行系字」と言います。「通字」ですね。

中国では「同姓」は皆家族。とするのに対して。日本では細分化した「家」を「一単位」としたからかもしれません。

中国では「同姓」の結婚を許さないのに対して。日本では「異母兄妹」ならOK。でしたから。(古代はですよ)

その辺りの。風習の違い。家族の考え方の違い。等々影響したのかもしれません。

先祖を敬うにも。それぞれの「型」がある訳で。顔の造作が「似てる」からといって考える方が必ずしも近いとは限らない訳です。

そこが難しいトコでもあるんですけどね。