最初の介護認定より半年が経ちました。

2回目以降の調査及び面談はケアマネージャさんが行います。
それまでに月1回の居宅サービス計画書の作成時の面談を重ねて来ていたので、認定更新はスムーズに進みました。

判定結果は、要介護2になりました。
今までは週に2回のディサービスを3回に増やしました。

母は、ディサービスに行くのを嫌がりません。
いつも帰ってくると「あ~楽しかった」と言います。

計算問題の用紙を持って帰ることがあります。
小学低学年程度の足し算引き算掛け算など100点の解答用紙が連絡帳に挟まってきます。
「すごいね~」と誉めると「計算は得意なんだよ」と嬉しそうにしています。

手作りカレンダーや簡単な工作で作ったものなど色々と持って帰ってくるたび、褒めるようにしています。
母はとても良い笑顔になります。
こちらも思わずうれしくなります。

成長は望めない子育てが続きます。
惣菜などを買わず、きちんと料理をする母でした。
それはこのような状況になっても、料理をしようという気持ちはきちんとありました。

認知症を遅らせる手立ての一つに料理をするというのがあります。
材料を用意して何を作るか、そして手と頭を使って料理を進めて行き、それを食べるというのはとても良いことだと知りました。
なるべく母には出来るうちは、自分で作って食べてもらおうと思っていました。

しかし、来るたびに焦げた鍋があり、味もとても濃くひどいものでした。
砂糖の消費量は、1人なのに1週間で1キロの袋が無くなっていました。
ある日の夕食を見ると、白いご飯とマカロニを茹でたものだけでした。
糖尿病を持っている母ですから、このままの食生活ではよくなりません。

本当は、一緒に作ると良いと思いましたが、仕事と家庭があるのでなかなか時間が合わず、作ったものを持っていくようになりました。
朝はパンとサラダの習慣でしたので、その材料を冷蔵庫に入れておきました。
夕食はまとめて炊いたご飯を冷凍し、2日分のおかずを小分けにし冷蔵庫に入れました。

おかずを3日分少し多めに持って行った次の日、冷蔵庫は空っぽでした。

あんなにあったのに全部食べてしまっていました。
「おいしかったから全部たべちゃった」と母は言いました。
母のお金の管理をすることを説明し一応納得してもらい、通帳印鑑クレジットカードを預かりました。
財布は母に持たせ、最初は母にいくら入れるか聞きながら管理を始めました。
同時に「おこずかい帳」を渡し、記入してもらうようにしました。

母は、お金の計算だけは得意で、財布に入っている金額分買ってきました。
それも毎回同じものを・・・

また冷蔵庫にものが貯まってきては困るので、だんだんと財布に入れる金額を少なくしました。
すると、「あんた通帳持って行ってるよね!持ってきて!」と電話をよこすようになりました。
お金がないと買い物に行けない事は、認識しているようです。

渡した「おこずかい帳」は、何回もつけ方を教えたのですが、なかなか出来ませんでした。
一応レシートは「おこずかい帳」に挟めてくれていたので、それを見せながら同じものを買ってきていることや無駄なものを指摘しましたが、その都度みごとな言い訳が次から次へと出てきました。

その見事な言い訳は、認知症の症状のひとつだと後から知りましたが、その時は唖然としてしまいました。
調査から3週間ほどで「介護保険 要介護認定・要支援認定当結果通知書」が送られてきました。
結果は要介護1でした。

次は、介護保険事業者一覧から母の家の近くの事業者を選び連絡をしました。

事業所との契約を済ませ、担当のケアマネージャーさんが決まりました。
後は、こちらの要望をケアマネージャーさんに伝え、ケアプランを作成してもらいました。

家の中のことは、今は私達で何とかなるので、一番の課題となる入浴を中心に考え、デイサービスに通わせるのが一番だと言うことになりました。

週2回のデイサービスが始まりました。

今まで家にこもっていた母だったので、心配はありましたが、嫌がらずに通い始めました。

ただ、最初はお風呂に入りたがらずに職員の方を困らせたようです。
何回か「どうしますか」と連絡が来ましたが、入浴が第一の目的でしたので、必ず入れてくださいとお願いしました。

母には、家で1人でお風呂に入ると危ないから、デイサービスというところで、係りの人が付いて入れてもらうからねと、何回も言って聞かせました。

デイからの連絡帳には、入浴したことになっいるのですが、母に「お風呂どうだったと」聞くといつも「あそこでは風呂には入っていないよ」と返事が返ってきます。
それは、2年たった今でもそんな返事が帰ってきます。
はっきりした診断がついたので、市役所の介護保険の窓口に相談に行きました。

思っていたより、手続きは簡単でした。

窓口での受診結果や生活状況など有る程度のヒアリングと書類の記入、後は訪問による診断を行うとのことでした。

1週間後、母の所に調査員の方が来ました。

氏名、生年月日、年齢はすらすらと答えました。

他の質問にも注慮なく答えていましたが、実情とは違う答えが次々と出てきます。
これが、認知症特有の作話(自分に都合の良い話)だと後で知りました。

唯一できなかったのは、3つの物を覚え、暫くしてから何があったか聞く質問でした。
一つもあたりませんでした。

そのほか調査員の方は、ベットでの起き上がり状況や片足立ちでのふらつき状況などを見ていきました。

その後、家の外で私への質問を行いました。
母が先ほど答えた事の修正が殆どでした。

掃除もままならない事、入浴も洗濯もしていない事、冷蔵庫の事、そしてお金の管理が出来ない事などきちんと聞いていただきました。

介護認定が決定するまで1ヶ月くらい係るとの事でしたが、調査員の方は間違いなく要介護にあたると言って帰られました。

 介護状況区分(参考)
  要支援1/要支援2/
  要介護1/要介護2/要介護3/要介護4/要介護5