取り組んでおいて言うのもなんですが、使える資格かどうかで言うと、FP技能士資格は、ダメな部類に入ると思います(教養として身につけるには最高ですが)。


職場で重宝され、顧客が頼みにするのは、専門知識に裏打ちされた実務能力ですから、広く浅くのFP技能士資格試験に合格したからといって、相当経験を積まなければ使い物にはならないでしょう(あくまで私の感想です)。


数ある国家資格の「士業」のうち、職務上の「請求権」が認められているものが、いわゆる「八士業」です。 


弁護士・法律の専門家

司法書士・相続、遺産手続きの専門家

行政書士・公文書作成の専門家

弁理士・知的財産の専門家

税理士・税務の専門家

社会保険労務士・人事、労務の専門家

土地家屋調査士・不動産登記の専門家

海事代理士・海の法律の専門家


海事代理士以外の七つに、以下の三つを加えて「十士業」と言ったりもします。


公認会計士

中小企業診断士

不動産鑑定士


いずれもその道のスペシャリストとしてよく知られていますね。誰もが生涯のどこかで必ずお世話になりそうで、全く縁のない人の方が稀なのではないでしょうか。


当然ですが、これらの資格取得には、大変な努力と長い学習期間を必要とします。人生の中で、取り組める時期が限られているのも事実だと思いますね。


別カテゴリの士業(?)である、運転や消防には、また別のスキル、集中力・判断力や体力・反射神経が求められますが、肉体的な衰えに伴う限界があります。一方、経験を積めば積むほどパワーアップし、かつ定年は自分で決められるという点で、上記の「士業」は魅力的です。



さて、どれに挑戦してみましょうか!?


法律(民法)の取っ掛かりとして、まずは「宅建」かな爆笑